レアリさんの学校に滞在すること5日目。今日は夕方からナバホのセレモニーがある。当初3泊ほどでここを出るつもりだったがその話をレアリさんが教えてくれたのでさらに2泊する事にした。
旅の進行具合も大幅に遅れていたので迷っていたが、ここまで来てなかなか見れないものを見ずに行ってしまうのは忍びないと思って、結局、お言葉に甘えての連泊である。
が、しかし、朝、おくやみができたとのことで急遽そのセレモニーが無くなってしまったとのこと。
でも、その代わりというわけではないが、午後から乗馬に連れて行ってくれるということに。
乗馬なんて・・・・。初体験。しかも、ナバホ族の人に連れられての乗馬!なんて贅沢な!!
日本で言ったら、力士に稽古つけてもらうようなもの?でなければ、侍に剣術の手ほどきを受けるようなもの?もしくは、歌舞伎役者に『にらみ』を教わるようなもな?もしくは・・・。まぁ、そのぐらい贅沢な体験です。
隣町の馬小屋、馬舎?馬が飼ってある町外れの檻まで車で行きました。実は、おとといも石炭採りに行った帰りに馬の餌やりにやってきたので馬たちに会うのは2度目。
檻の中には別々に3頭の馬が飼われていました。名前はそれぞれ『ラッキー』『ダスティ』そして『ヘイロー』。
馬たちはとは別にヘイローの檻の中には牛が2頭。そして檻の外には飼い主の居なくなった?野良馬が3頭。そして、野良犬?や羊の群れを従えた犬。など大変にぎやかな場所でした。
先ずは何もつけていない裸馬に鞍や手綱をつける作業。これはレアリさんがやってくれます。
僕らはお手伝い。ラッキーとダスティの準備が終わり、僕たち2人が乗る事に・・・。僕の搭乗するのはラッキー。ラッキーは雌馬。やさしく声を掛けながらレアリさんの教えるとおりに鐙に足を掛けまたがる。左へ曲がるときは左の方の手綱を引く。右は逆。とまれは両方引いて、進むときはお腹を蹴る。操作はいたって簡単。2頭ともおとなしくよく飼いならされた馬なのではじめての僕たちにも乗りやすい。んだろうと思う。
岳君はダスティに跨る。ダスティは雄。この2頭はとても仲が良い。片方が走りだすともう片方がついていってしまう。
一通り教えてもらって檻の外を軽く走らせる。気分はもう暴れん坊将軍か、北斗の拳のラオウだ。喩えが古いかもしれないが・・・。
レアリさんがもう1頭の馬ヘイローに手綱を駆けようとしている。
が、
ヘイロー、聞くところによると若い、野生の馬らしい。詳しい事は分からないが、最近飼い出したのか?気性が荒く、人慣れしていない。レアリさんから逃げてばかり。なかなか言う事を聞かない。時間だけが過ぎていく・・・・。
その間、僕は、ラッキーを駆る。颯爽と?
少しスピードが出るだけで立て揺れが激しい。振り落とされるかと思うくらいに揺れる。やはり、慣れと経験が必要だ。
どれくらいか時間が経ち、やっとヘイロー、近所の馬を飼っている若者の助けも借りて、乗れるくらいおとなしくなったのでやっと乗馬砂漠ツアーに出発。
レアリさんの後に続いて馬舎のうらの砂漠へと進んでいく。
レアリさんのすぐ後ろ、頭が映っているのがラッキー。
途中、崖のような、『マジで、こんなとこ行っちゃうの?』と言う様な急な岩と砂の坂を下りたりして、とてもスリル満点で楽しい貴重な初乗馬。でも、さすが、アメリカ大陸の大自然の中を馬で彷徨い、見える景色は最高に素晴らしく綺麗だった。
馬上で携帯。ながら運転?
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