歯科通院の合間、開いた時間を埋めるべく、メキシコシティからバスで小旅行に出かける。
前回はタスコ、クエルナバカ3泊4日の旅、そして今回はサンミゲル・デ・アジェンデ2泊3日
の旅。なんだかこう書くととても贅沢な時間をすごしているような感じだけど、本人的には全くの
暇つぶし、と言うか、日本で毎日せっせと働いていらっしゃる社会人の方には申し訳ない気持ち
になるが、僕的には、治療を終わらせてさっさと自転車の待つシェラに戻りたいのだが・・・・。
メキシコの町は大抵どんな小さな町にも町の中心(セントロ、ソカロ)にはカテドラルと言われる
教会とその正面には人々が集える公園がある。大きな町や世界遺産に指定されているような町
になればなるほど、その立派さや、美しさはまるで絵本の世界に入り込んでしまったよう、そんな
形容がふさわしい世界が広がる。
メキシコも自転車ではじめに4ヶ月、そして前回と今回で2ヶ月くらい廻っているので、大概の
コロニアル(スペイン植民地時代の景観が残る町並み)タウンは見飽きていていたが、久しぶりに
ここ、サンミゲル・デ・アジェンデは夜、男一人で出歩くのが寂しく感じるような甘い、
ロマンティックな町並みだった。
僕が訪れた主なメキシコのコロニアル都市、マサトラン、ドゥランゴ、サカテカス、
グアナファト、アグアスカリエンテス、ケレタロ、シウダ・デ・メヒコ、タスコ、クエルナバカ、
プエブラ、オアハカ、サンクリストバル・デ・ラスカサスのなかで、3本?4本?の指に
入るくらい美しかった。
メキシコにはこんな美しい町がごろごろしている。昼も夜も人々で賑わうソカロ周辺。
人々はベンチに腰掛けて語らい、恋人たちは夜の街角で幸せなひと時を過ごす。どこからとも
なく、マリアッチが奏でるギターの音色と歌声が聞こえる。ロマンティックにライトアップ
される美しいコロニアルな町並み、ソカロに集う人々、その穏やかな雰囲気、屋台や歌、
楽器の演奏、まるで毎日が縁日かのような、華やかでいてせわしくない夜が毎日のように
ここには存在する。
日本には決して存在しえない世界。僕は、メキシコ人をとても羨ましく思った。人生は
1度しかない。その限られた人生のなか、こんな美しく穏やかな町に住んで、
あるときは気の置けない友人と遊び、あるときは恋人同士甘い時間を過ごし、
またあるときは、自分の家族と、新しい世代と一緒にいろんな話が出来る素敵な空間。
そうして世代を紡いでゆく。
2 Comments
Add Yours →久しぶりに来てみたら、ブログ更新されてる!!
いいなぁ、ラテンアメリカ!!
2、3年後もまだ南米にいる?
産んで2、3年後に子供と一緒に行きたいよ!!
2、3年後ですか。そんなに長く南米。う~ん。居たらやばいでしょ。笑
相変わらずすごいですね、よしえさんらしい。笑
旦那さんに叱られますよ、そんな小さい子供つれてだなんて。笑