2人のホセ

今日は、故障中の自転車を直すべく。
船長ダビに聞いておいた町工場を探す。
彼も時々お世話になるらしくエス・ブエノ(いいよ)
と言っていたので、それを頼りに。
と言っても教えられた住所を・・・・って
書いた紙を早速なくしてしまった。
確か、avenida Cria~ Luque
と書いてあった。工場の名前はTaller Pinto
それだけしか覚えていない。
まぁ、何とかなるか?っていうか、別の工場でも何でもなおればいいんだ。
やっぱり、探し回ってガソリンスタンドや自転車屋などで聞いたが結局分からずじまい。
探していた途中見つけた溶接屋に行く事にした。キャリアが割れてもいたので
それを先に直してもらって、横のつながりでいい工場知らないかと思って。
ここで働く少年。
彼の名はホセ。
人懐っこく、僕がスペイン語が少し話せるのを知ってイロイロ話しかけてくる。
「名前は?」
「ゆたか」
「どこに住んでるの?」
「今はセントロイストリコにある宿にいるよ。」
といった会話が続く。
しばらくすると
「名前・・・忘れちゃった。なんだっけ?」
「ゆたか」
こんなことが2~3回続く。
すると彼はこう言った。
「その名前は難しいから、こっちではお前はホセだ。
ホセなら絶対忘れないから。」

確かに。
「で、名前なんだっけ?」っとホセ。
Me llamo Jose
「ホセだよ。」
大爆笑の2人。
日本ではゆたか、コロンビアではホセ。
彼もこれが気に入って
「俺も日本いったら、ゆたかになるよ。」
また大爆笑の2人。
親切な彼は折れたネジを買うときもついてきてくれていろいろ世話してくれた。
いつまでここにいるの?と彼
「わからんけど、2~3日くらいかな?」
と言うと、
「ずっとここにいなよ。俺がスペイン語教えてあげるからさ。」
と笑顔で言う。
こんな出会いが自転車旅の魅力だとおもった。

コメントを残す