コロンビア人

走行2日目。あさ、8時頃出発。
今日は丁度50~60キロ地点に大きな町がある予定。
そこで昼食を取ることにしていた。
南米の景色は道路脇には熱帯の雑木林がそしてその向こうは牧草地になっていて
それも、かなり広大だ。ずっと目が届く範囲広がっている。
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今日のルート上にも山は無く、平坦な道が続いていた。
思っていた通り、12時頃にシンセレホの町に到着。
目ぼしい飯屋を見つけて入ろうとしたところ、
警察に止められた。
どこから来た?スペイン語話すか?どこへ行くんだ?
とお決まりの質問が続いた。
結局何が言いたかったのかと言うと、
このあたりは悪い奴らが居るから長居するな。
飯食ったらさっさと行けと言いたかったようだった。
が、そんな風には全く見えなかった。
まぁ、とりあえず飯屋に。
飯屋のお姉ちゃんはとても愛想がいい。話した後いつもにっこりと微笑む。
しかも、コロンビア人女性。かわいい。
と、それはさて置き。
日替わりメニューを頼んだ。
待っている間、通りすがりのオッサンが話しかけてくる。
お決まりの質問。でも、そんな会話も楽しい。
今まで通った国で一番人懐っこくて陽気で愛想がいい国民。
今日の定食。3000ペソ(およそ120円)。
昨日の4分の1の値段で、うまかった。
午後の走行もいたって軽快だった。途中休憩に寄った商店でも
商店のおばちゃんが話しかけてくる。
ほんとに陽気だ。
追い抜きざまにバイクの青年が話しかけてくる。
「どこまで行くの?」
そして、追い抜きながら手のひらを握って親指を立てて去ってゆく。
コロンビア、今まで行った国で一番好きかも。
目的の町について宿を探していた。目ぼしい宿が見つからなかった。
そんなときはガソリンスタンドのおっちゃんに聞くのが早い。
聞きに良くと、傍に居た自転車に乗った少年が、
「良いホテルがあるよ、俺が連れてってあげるよ」
と言う。大体こういうやからは今までイロイロ親切にした挙句別れ際にお金を要求してくる
事がほとんどだったのでちょっと警戒していた。
ホテルに着くまでイロイロ聞いてくる。
「アルゼンチンまで行くのか?」
と先に場所まで明確についてくる彼。前にも自転車乗りに出会っているのか?
日本人が相当珍しいのか?
知り合いに会うと、彼は日本人だと得意げに言う。
結局ホテルまで案内してもらって部屋が決まるまで世話してくれた。
そして部屋に自転車を入れるまで手伝ってくれた。
「君はここで働いてるの?」
と聞くと
「違うよ」
「ここに住んでるの?」
{いや、もっとあっちのほう」
「ただ、このホテル知っていて、とてもいいから」
と彼。
「明日でてくの?」
「うん」
「そっか、じゃあ、良いたびを」
と言って去っていった。
コロンビア人。
すごい。
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この日、カルナバル(カーニバル、謝肉祭)で町は賑わっていた。

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