上り坂の1日の日記

昨日はエルボルダの町から100キロ走った1300メートルの山の中に現れたホテルに投宿した。
朝、宿の食堂で朝食を食べ、今日はおよそ63キロ先のパストという町。
この区間、コロンビア走行で一番の上りを経験するはずだ。
一度、1500メートルまで上って、
900メートルまで下がる。
そこから、延々、2800メートルの峠まで1900上がって、
2500メートルのパストへ至るよだれものの1日。
宿を出て200メートルほど登った後、
一気に下がる。
谷の、一応、底?からの上りのスタート。
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切り立った山のすそを縫うようにして道が延々と
上に向かってゆく。
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本当に道路わきから見える景色は絶景の一言に尽きた。
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お昼ごろにはやっと半分くらい走って、チャチャグイという町が見えてきた。
すると、軍隊の検問所が。
時々、見かける光景。ゲリラか麻薬組織を警戒して展開しているんだろう。
メキシコでも良く見かけた。
いつも兵隊さんは無口で、自転車の僕は完全にほっとかれるんだけど、
今日は、一人の兵隊が話しかけてきた。
「どこへ行くんだ?」
「どこから?」
「マリワナが欲しいんだけど」
「お前はジャッキー・チャンの親戚か?」
「もう、疲れてんの?」
と、いいたい放題言ってくる。
こっちは1000メートル近く上ってきて疲れていたのと、相手の出方に、
めちゃめちゃ適当に、やる気無く返事していた。
「俺は日本人で、パストへ向かっていて、カルタヘナからきた、マリワナ持ってないし、ジャッキー・チャンの親戚じゃないし、
クンフーもやらない。」
と一通り説明してると他の同僚も集まってきてまた質問攻め。
話していると、
最初に話しかけてきたお馬鹿な兵隊さんがまた、
「ジャッキー・チャンの親戚だろ?」
しつこい。。。。
が、「ジャッキーは香港出身だから。俺は日本人。だから違うよ。日本と香港(中国)は違う国だから」
とまた説明する。
結局15分くらい話した後、行っていいよ。と言われた。
ただの暇つぶしか。。。。
昼飯は、通り沿いにあった町の食堂で。
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コロンビア飯もレパートリーが少なく、飽きてきたなぁ・・・・。
昼食後、午後の部開始。
午後は全くアンデスの険しさを感じさせるよう景色が見られるわけでもなく
何の代わり映えもしないよくある山道をひたすら上にこいで行くだけだった。
後、峠の天辺まで少しと言うところで雨が降ってきてびしょぬれに。
うう、さすがに2700近くの高さだとびしょぬれは寒い。
早く宿でほホットシャワー浴びたいなぁ。
と思いながら。町を目指した。

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