北部アンデスも終盤に差し掛かり。
毎日のように絶景の中を「はぁ~」
と、ため息にも似た歓声を吐きながら
やってくる激坂を時速5キロちょっとで登る日々に
幸せを感じつつ。
今日も峠の頂で昇ってきた道を見下ろしながらの昼食タイム。
未だ日が高いうちに
目的の町サラグロについた。
町の入り口に見えた商店。
店の戸口にアイスクリームの冷凍庫が見えた。
アイス、アイス。
自転車を止めアイスを購入。
すると店の若い店主が話しかけてきた。
「どこの出身?」
「日本」
そういうと彼は携帯電話を取り出し
「日本人の友達の写真があるんだ」
といって操作し始める。
アイスをほおばりながら眺める彼の姿はこの地方の典型的なインディヘナ男性のいでたち。
背中まで下がる長髪を後ろで1本に編んでその上につばのついた黒い帽子をかぶって携帯電話
を操る姿はなんとも絵になった。
とここでレオが得意げに見せてくれた小さな写真。
「え!」
この顔知ってる!
なんと、去年の5月にグアテマラで別れた自転車乗りの友人、岳ちゃんだった。
お互いこんなアンデスの山奥のこの商店に入らなかったら・・・・。
レオは僕にも写真を一緒に撮ってくれと言った。
エクアドル、サラグロの町の入り口の商店、店主の携帯電話には
2人の日本人自転車旅行者の写真が収められている。
2 Comments
Add Yours →おつかれーー^^
その、店長さんの携帯すごいというか・・
その写真で友達に再会ってのがすごいね^^;
いい話だぁ^^
まさに奇跡!!
どうも。大体ルートが同じだと寄る町も似通ってくる。それでもその店に入るかどうかは、その話になるかどうかは偶然が重なってだよね。