再び後日、関西へ。
指定された場所の指定された時間帯に
片道3時間強かけて赴いた。
服装は、やっぱスーツかぁ
と思っていたが、友達曰く、
スーツはダメだ
とのこと。それに
ダイハツに直接雇用してもらわないとダメ
とのこと。
ようは間に業者が噛むと、マージンを取られて
そんをするから。
でも、今はどこのメーカーも業者を通しての応募でも
直接雇用のスタイルをとっているようだ。
面接会場はとある文化センターの一室
面接官2人がそれぞれ1人ずつ同時に、同じ部屋で
面接するスタイル。
僕より先にスーツをバッチリ着込んだすらりとした
30前後の青年が面接を受けていた。
履歴書を差し出し、面接官がいろいろと
質問する。一通り質問終わると、
僕の面接官は仕事のきつさを懇々と話し出した。
それで、
あなたに出来ますか?
と何度も聞いてくる。
出来るかどうかなんて、やってみたことないので
分からないだろう。
しかし、数分に1台完成車が出来てくるラインで
毎日、自分の持ち場で同じ作業を延々とスピーディ
にこなさなくてはならないキツイ仕事。
と言うことを、いろんな角度からいろんな
エピソードを踏まえ話し、
最後には
あんたには、僕は、出来ないと思う。
と言い切ってきた。
はぁ?????
そういわれて俺は、
熱血中高生の夢追い塾的な企画でもあるまいし、
どんな答えを欲してるのか?
居ないのか?
そんなことない!!僕はやります!!やって見せます!!
とでもいうべきなのか??
3時間もかけて指定日の指定時間に伺って(
これは、僕のほうが採用してもらう立場だから仕方ない
)、もっと、給与面、寮、等の実際的な説明を
聞きたいのに、
彼の、「俺には勤まらない」という一言
で話はなんとなく終わりのような雰囲気をかもし出す。
彼は、それだから、「どう」という結論的な発言も無し。
なので、話はこれで終わりですか??
と聞くと。
彼は「そうです」
と言う。
「?????!!!!!」
隣で進んでいる別の面接は
あらゆる内容を細かく説明しながら手際よく
すすむ面接官の話し声や、
談笑が聞こえてくる。
。。。。。。。
僕はもう一度聞き返す。
話はこれで終わりですか??
まだ、給与面や寮、採用から赴任までの流れ
などの話を未だ聞いてませんけど。。。
と言った。
するとやっと。彼は
ああそうだったとでも言うように、説明をしなおし
始めた。。。。。。
散々、僕には勤まらない発言をしていたにもかかわらず、
不採用と言うことも言うわけでもない。
???
待遇面の話も未だ聞いてない、というか、面接は履歴書を
見て僕の半生の一部に、たった数十分の雑談のなかで触れただけで
彼の仕事のキツさのトークへと展開し、
あんたには勤まらないよ
で、終わり??
と聞き返したら
そうだ。
と言った。
はあ!!!!!????
いや~。
ま。僕が不適任に彼には見えたのならそれは仕方ない。
それだから、その場であなたは不採用。
と言うことだったのならば、
それも仕方ないだろうが、、、
こちらも真剣に就職活動してて
時間を割いて、交通費を割き、
やってきたのに、
一通り、やることちゃんとやってくださいよ!!!
と思ってしまった。
それで、僕がこの仕事を勤まらないとおっしゃるのは
分かりましたが、最初にこの仕事に就きたいと思った場合
どうしたら就けるのですか?
と本当に、まさに大いなる疑問を
投げかけたら
彼は、
どうしてもやりたいというならやってみるか?
やりたいといわれれば採用する
と。。。。。
笑えた。。。。
彼の意図は知る由もない。
が、僕にしてみたら、なんか、いい大人が
おちょくられたようにしか思えなかった。
大げさかもしれないが。
人が合う合わないがあるから、
たまたま、この彼とは何かが合わなくて、
隣で和気藹々談笑すら、世間話すら聞こえてくる
スーツ姿の細見の男性と面接官は
何かがバッチリ決まったんだろうなぁ。
なんて思いながら、
面接会場を後にした。。
なんだか、ばかばかしくなってきて、やるかやらないかは
その場で決めなかった。
実際に赴任する場所も実家から車で4時間と遠いし、
あの、プライベート空間が気を使って過ごさなくてはならない
まさに寝るだけのためのような部屋しかない。後は仕事。
見たいな環境も。友達が居るからと思って
行こうと思ってたけど。。
なんか、心が折れてしまった。
情けないと言えばそうかもしれんけど、
すべてを踏まえて
あそこには呼ばれてない気がした。
その後、家に戻って別の仕事を探した
あそこまでの好条件ではないが、家から通えて
稼げる仕事があることに気が付いた。
それを見繕っては応募していた。
途中、短期でクロネコヤマトの仕分けのアルバイト
にも夜勤でいったりしながら。
アベノミクス効果で景気が上向き加減と言うことで
すぐ見つかるなんて思っていたけど。
期待していた2件の工場の契約社員の応募は
ことごとく不採用。。。
もう1件は、こちらからいろいろな処遇面で検討し
こちらから辞退。。。
でなかなか決まらずに居た。。。
気が付けば5月も下旬。
いい加減6月からは働きたい
と思っていた矢先、
最後に応募していた仕事の代わりにと
僕が旅に出るためにお金を短期で貯めたい
と話していたのを知っていた、派遣会社の担当者が
電話してきてくれた。
僕にぴったりの仕事があると。
それが今回決まった
ダイハツと同じような期間工の仕事。
しかも待遇もいい。
しかも、自宅から通える範囲。
隣の市でトヨタ系でハイエースなどを作っている
工場があるのを知らなかった。
もし、期間工にいくならトヨタかぁ
と思っていたので、まさか通える
範囲にあるとは思わなかった。
仕事内容はキツイというのは採用担当者
が言っていたので分かる。
が、今回は通える範囲だし
斡旋する派遣会社の担当者が
物腰も柔らかく、なんとなく信用できる雰囲気の
同世代で、しかも誕生日が1日違いの同い年
だったこともあり。
不安は無く。とんとん拍子に。
と言うことで、
2ヶ月に及んだ就職活動もやっと一区切り
付いたようで、来月から
残すユーラシア、アフリカ、オーストラリア、あと~
もう一回南米??
の自転車旅に向け資金繰りに
奔走したいと思いま~す!!
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