散歩

上海で出発前にやること
ほとんど出発前に装備品はそろえてきたので
必要なものと言えば
現地調達品。
洗濯洗剤とか、行動用の食料とか
あと、もう一つ欲しいと思っていたものに
携帯用ガスバーナーの燃料缶。
コンロは、ガソリン燃料のドラゴンフライ
というストーブを持っているのだが、出して用意
するのがガスに比べて面倒なので
ちょっとお湯を湧かしたいだけとか、
という場合は重宝する。
ネットの翻訳機能でアウトドアを中国語にすると
『戸外』
Googleマップ検索で出てきたのが、
三夫戸外　というアウトドア用品全般を扱っている
チェーン店があるようだ。世界のアウトドアブランド
ノースフェイス、マムート、パタゴニア、MSR、Sea to sumit
など色々扱っているようだ。ここならあるに違いない。
と、朝食は一昨日から毎日宿の近所にある『８５度Ｃ』というパン屋
でパンを買って食べているので今日もそこに。
言葉が出来ない分、同じ店に何度も足を運ぶと店員も覚えて
くれて親切にしてくれるので楽しい。
食事を済ませいざ出発。
『三夫戸外』は上海には4店舗。
どれも滞在している場所から１０数キロ離れた郊外に
あるようだ。なので、地下鉄で移動することに。
上海の地下鉄網は現在１６号線まであり至る所
を網の目のように走っている。
今日は１０号線の水城路という１１個先の駅まで
先ずは最寄り駅の天潼路で
駅の券売機で行きたい駅までを指定して切符を買う。

コレが券売機。液晶のタッチパネル式

コレが出てくる切符。片道券
１１個先の駅まで買って片道4元（およそ６８円）
と日本に比べて激安。やはり資源があって人口が
多い国らしく公共交通機関が安い。
券を買って改札に向かうとどこの入り口改札
にも係官が３人程居て、Ｘ線透視器のような
よく空港等で見かける機械が置いてあって
手荷物を機械に掛け改札に向かうシステムになっている。

地下鉄内部の雰囲気

ホームには線路側に人が落ちないように必ずガラス張りの防壁がある。
改札の警備といい、中国の実力はすごいと思った。
３０分程１１駅を走って
ついた先、駅から出る階段の先が一部ショッピングモールに
続いていた

しかし、こちらのショッピングモールのデカさも半端
無い。上海に来て３個ぐらいモールに迷い込んだが、
どれも迷いそうなくらい大きく広い。
こんなのがあちらこちらに点在する。

モールを出てしばらく歩く

路上に止めてあるモバイクなるシェアリング用の公共自転車。
自転車にあるQRコードをスマホで読み込んで
決済するシステムで支払って乗り捨て出来る
便利な自転車。

ちゃんとあちこちにゴミ箱も設置してある。
テロ警戒の面もあるのだけれども、日本の
大都市とかではゴミ箱が無くて買って飲み終わった
コーヒーなどの紙コップを捨てるとこが無くて
よく困るのでこういうところも中国なにげにすごい。

とお目当ての『三夫戸外』到着。
店内は先進国で見るアウトドアギアショップと
ほとんど同じ感じで有名どこのアパレル、
ストーブ、登山靴、バックパックが並んでいた。
店内をさらっと見渡した後
調べてきた中国語で
『我要气罐』
と若い女の店員さんに言うと
理解してくれて、出してくれ
大きいサイズと小さいサイズ
どっち？
大きいのを指差して
This one
only one?
と店員さん。
SI SI
と、どうしても
スペイン語が出てしまう僕
無事買えて
店員さんも愛想良く
hava naice day
と。全く中国人のイメージが変わる。
やはりその国に来てみていろんなものを
自分の目で見ないと分かんないものだと思った。
そして帰路に
降りた地下鉄駅に行く
途中、嫌なことが頭をよぎった。
ガス缶を持っててあの警備官が
通してくれるのか？
一か八か荷物をコンベア上に置くと
係官が
おいおいそれガス缶だろ
ダメだダメだと言葉は分からないけど
明らかにそう言ってる。
仕方なくそれで
やってきた１１駅分を
徒歩で帰ることに。笑
バスも走ってるが乗り方が分かんないし。
モバイクも登録の仕方が分かんない。
ま、散歩がてら歩こう。
結局滞在先の辺りまで戻ってきたのは
２時間半後くらいだった。

バンドと呼ばれる旧租界エリアの古い町並み。
あとで調べたら１６キロ歩いていた。笑
帰りに昨日行った食堂で昼ご飯。
２回目ということもあって店員の
おじさんも顔を覚えていてくれて
親切そうな雰囲気で何にする？て
昨日食べてうまかった小籠包ともう一つは肉団子の
入った麺を壁にある写真を指差してコレください
で、出てきたのが

小籠包がめちゃうまい。
帰りにコンビニ（ファミリーマートで全家と書く）
でビールを買う

これで凡そ１０元（１７０円）
激安という程ではないが明らかに
日本のコンビニで買うより安い。

これが今日の主役の『气罐』
いや〜今日は歩き疲れた。
さあ、明日はいよいよ自転車で移動日
どんな道中になりますかな？