嫌な一日

朝、7時ちょっと過ぎに今日も出ることにした。
荷物をまとめてエレベータで2階へ
そこから階段で1階のロビーへ
自転車は何事もなくそこにあった。
ちょっと心配したけど、鍵かけてあったし。
カウンターを見ると昨日のおばちゃんの姿はなく
誰かがカウンターの向こうにおいてある簡易ベッドで
寝ている。どうやら宿直のよう。
荷物をまとめるとその寝ていた男性が起きてきた
「もう行くのか?」みたいな感じで話しかけてくれるが
何を言ってるのかはっきりとはわからない
チェックアウトしたいというと手続きしてくれ
昨日もらった領収書と引き換えに100元返してくれた。
そして荷物を自転車に取り付けるのを手伝ってくれて
外に出るときも自転車の後ろを持ち上げて段差を超えさせて
くれたりと、超が付くほど親切な宿だった。部屋は汚かった
けど、これで1700円とはと思った。
男性にお礼を言って出発。
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内陸をもう少し走って福州に抜けようかと思ったけど、そのルートだとかなり
山道で、確かに人の密度も減りそうでキャンプはできるかもしれないが、
そこそこな町まで出るのに3日くらいかかる。
それに明後日から天気が悪いようだし、なにせ
昨日夕飯を済ませて部屋に戻ってから左足の太ももとおしりの
付け根が痛くなった。
一晩寝たら大分ましにはなったけど、
無理して山岳ルートへ行って悪化しても嫌なので
ここは海沿いまで出ることに
120キロ先の温州市へ向かいます
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丽水は麗水と書くだけあって
川沿いにある町だった
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今日の温州までのルートも
この川沿いに下っていくのでほとんど登りは
なく平坦、下りのルートだった
が、昨日痛くなったおしりあたりが
痛い。
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体も疲れて休憩したいななんて
思って走っていた。
早く出たおかげで
景色も別段絶景というわけでもなく
地元岐阜県の、高山方面へ抜けるときのような
山間を抜ける景色でただ道が広いという以外は
そんな感じだった。
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途中スタンドで一服。
さすがに疲れてたのでほとんど写真も
撮らず、温州へ。
ついてみると
これまた大都市。
交通量も半端ない。
クラクションの嵐と
疲労でイライラが
探していた宿が
なぜか、タブレットの地図アプリで現在地を
正確にはじいてくれない。ので宿が見つからない
イライラするは、時間も気が付けば4時。
さらにイライラが募る
もう一つの安宿を探して走ろうとするも
現在地から数キロ先という検索結果が。
途中出てきた宿に突撃でアタックするも
毎回そうなんだが、受付の人が誰かに連絡
して泊めていいか?返事をもらっているようだ
なんかそんなところも中国、めんどくせえ。
と思いながらイライラしてると案の定
うちではだめだから向こうの通りのホテルに行け
と言っている。
諦めてほかを探す。
結局同じ近辺をぐるぐる回って、宿無いなあ
なんて探してたら
一軒、発見。
ダメ元で交渉。
でも、この宿屋のおばちゃんが感じ、超悪かった。
たぶん日本人嫌いなのだろう
ま、言葉がろくに話せないこっちも悪いのかもしれないが
泊まりたい旨がわかって傍にいた旦那らしき人物に
泊めていいか?と聞く。
親父が「いいんじゃね?」的な感じで軽くあしらって
どっかへ行ってしまう。
おばちゃん渋々、オーケー。
金出せとおばちゃん
いくらだ?と聞くと
2と指2本たててくる。
200元高くね?と思いながら
ま、疲れてるし泊まれればいいか、隣コンビニあるし
と思って200元払う。
部屋のカードキーもらって
ありがとうを言って荷物を運び出したら
おばちゃんが何か言ってくる。
何言ってるかがわからないが荷物を部屋に運ぶのが
気に入らないようだ。
筆談でコミュニケーションを取ろうとするも、
書いてくる向こうの漢字が、日本で使われていない
簡体字を使ってくるので意味が分からない。
タブレットの翻訳機能を使おうとするが
こちらのいうことは書けても、
中国語入力の方法がわからないので向こうの
いうことが翻訳できない。
結局おばちゃん中国語
俺日本語で会話が続く。
どうやら、そんなに大量の荷物
何が入ってるんだ?不審に思ったらしい。
中身を見せて怪しいものは入ってない。
自転車で旅行してるんだ。上海からきて
ベトナムへ行くのと地図アプリを見せて説明
したら納得したようだが。
最後に筆談で一言
「奇怪」
と。
「余計なお世話だわ!!」
と思った。
チェックインのとき、必ずどの宿でもパスポートを提示して
チェック後、返してもらうのだが、このおばちゃん、返そうとしてくれ
なかったりして、そしたら隣にまだ居た旦那がそれは返してやれと
諭されたり
翌日チェックアウトの時も
「早上好」(おはようございます)と
俺が言ったら
「それは言えるんだねえ」と皮肉ありげに笑ったり
デポジット(結局領収書をもらったら部屋代は120元でデポジット
80元だった)を返してもらう時も
投げ捨てるようにカウンターの上にほっぽって返したりと
前日の宿のおばちゃんとはまさに真逆の人だった。
「気に入らないなら断ってくれ。金をとって引き受けたなら
お客なのだから相応しくしてくれ、それでも気に入らないなら
受け取った金を戻して別を当たってくれと言ってくれれば
こちらも嫌な思いをして泊まらなくても済むのに」
温州で体の不調をリセットするために
2泊しようと思ってたがこのおばちゃんの一軒で
この町に呼ばれてないと判断
次の町、福鼎で2泊しよう
と思った夜。早々に町ブラもせず
隣のコンビニで用を足して
早々に寝た。
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