中国へ渡る日

ベトナム時間午前7時、中国時間午前8時頃
国境へ向かう。イミグレの通りの傍の角にいた
両替屋のおばちゃんに69000ドンを渡して
20人民元に交換。そんなにレートは悪くなかった。
ベトナム側出境の入り口にはベトナム人が長蛇の列
。そこに並んでると親切な若いベトナム人女性が俺の
パスポートを見て、英語で、外国人は隣の列
に並ぶよう教えてくれた。そのあと、親切な両替屋のお兄さん
が自転車は外において、中で手続きをして終わったら外を
回って橋のほうへ行けとジェスチャーで教えてくれた。
並ぶこと20分くらいで自分の番がくる。
その前に傍に立っていた職員に英語で、自転車があるんだけど
。。。。と、外に止めておいたチャリを指さして言うと、
「OK,OK」
と察してくれた。自分が出国審査をしていると審査員に
その職員がきて、俺がチャリできていることを説明してくれ
手続きが終わると、その親切な職員が入り口で待っていて、
ついてこいという。彼に従って自転車を取って建物右側にある
国境の橋へ続くゲートの方へ。
ゲートを開けてくれ、別れ際に
「Japan!」
と俺に向かってニコッとする彼に
「Japanese」と答え
「Thank you」
を言って橋のほうへ。
さて中国側のイミグレだが、
イミグレの建物と外にも何やらチャリやリアカー
バイクを伴った地元民、たぶんベトナム人が並んでいる
どこで手続きするのか?
外にいた職員にジェスチャーで聞いたら
建物内を案内され、数段ある階段をチャリを抱えて
よじ登って中へ
並んでると、若い職員が英語で話しかけてきた。
パスポートを渡してと。
渡すと手招きする彼に従って機械の前へ。
彼がパスポートの個人情報の書いてあるページを
読み取り欄にかけると、日本語で機械がしゃべり、
画面に日本語で操作の仕方が表示される。隣の
女性はどうも中国語で機械がしゃべっていた。
やるな中国。
これは出入国カード自動作成機のようだ。
それが済むと、再び職員が自転車を職員用通路から
先に手荷物検査の前に止めるようにしてくれ
そのあと出国審査に並ぶ。
自分の番がきて、パスポートと入国カード
を手渡した。外国人だからか?手続きに5~10分ほど
かかる。が、何も質問はない。
パスポートの写真と俺の顔を何度も見比べる審査官。
確かに写真は2009年当時のもので今より8年も前、
髪型も違うし、今の自分は日焼けで真っ黒。
隣のブースの職員にも見比べさせたり、上司らしき
職員を呼び止めて同じく見比べさせて話している。
そんなこんなで時間がかかったが、何事もなく
スタンプをもらって荷物検査へ。荷物をちゃりから
すべて外して検査機へ。チャリはデカいので入らないため
そのままスルーで通る。
無事終了で建物外へ、2度目の中国!
戻ってきたぜ!
心配していたが、両国のイミグレの職員がとても親切
でよかった。
実に3か月ぶりの中国。
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町には漢字があふれ、近代的な街並みが並ぶ
今日はここから100キロくらい走る予定
国道326号線を行くが66キロ地点まで川沿いに走って
ほぼフラット。そこから右手山側に向かって伸びる国道
は標高100mから1200mほどまで登る山道ルート。
河口の町の出口。
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なんと道の中央に意味不明なデカい噴水が
お金持ってるな中国。
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さて、ずっと順調に走って30キロほど行った道の合流点
で軍隊の検問があった。
止められて、中国語で話しかけられるがさっぱり
わからん。覚えた数少ない中国語で
俺、外国人だからと言うと
簡単な英語で
身分証を見せろと言われ素直に差し出す
どこへ行く?荷物は何が入ってる?
とか聞かれそれにこたえ、パスポートチェックが
終わったら、通ってよしとのこと。
その後、道路わきの高速道の高架下で昼食にする
これから西の中国はキャンプメインで行くので食材も
ちゃんと用意してガソリン(燃料用)も用意してある
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お湯を沸かして
優雅にベトナムコーヒーを紙フィルターでドリップ
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この後インスタント麺を作って食べたけれど、
出来上がる前に
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コーヒーにオレオ。
昼食を済ませて、走ること60キロ
地点でまた軍隊の検問。
西はめんどくさいのか?
同じようにパスポートチェックされて
OKとのこと。
66キロ走って分岐の町で水を買い込む。
久しぶりにがっつり登りのルートで距離が伸びず
85キロほど走って道のほんとわきのコンクリート
壁の向こうに野宿することに決めた。
テントが張れるスペースがないので、テントの
アンダーシートを引いて、その上に寝袋のシーツ
とカバーに入って寝る計画。
暗くなるまで紅茶飲んだり夕飯作って食べたりしていた
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寝たのはこんなところ。
ほんと道路脇。
でも、この日、暗くなってからなんと蛍が出た。
多くなかったが、ちゃんと蛍だった。
キャンプしないと見えない光景に遭遇。
2017年5月9日、走行、85.08km。

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