10日、
瓜洲から柳园まではG312号線は完成しており
快適に走れた。が柳园以降は
工事中のため側道のダート道を走る。
側道と言っても、ダンプやトレーラーが
好き勝手に走って行くので、途中からの伸びる
サブルートがいくつか出現する時もあって、どこを
走っていいのか困る時もある。
この日は道は隣を並走する高速道路G30号を跨いで
居たため、高速を横切って向こう側へ行ったりと
結構なんでもありな中国だ。
しかし、午後、次第にトラックの姿も無く成り
ルートは岩山が点在するエリアに入る。
工事の状況は、途中からほとんどこれからのような
岩山を重機で削るような状態で、側道も、急な坂を
登って行ったり、遠くまで迂回したりと、
今までとは全く違う様子になって来た。
仕舞には工事関係者も見なく成って、
道は小さい丘を越えたら、次の丘が見えて、
を繰り返していた。果たしていつまでこれが
続くのだろう?その日は90キロそこそこ
走っただけだったけれど疲れたので工事現場で
野宿した。
翌日11日。
未だ暗いうちに出発。
丘を手押しで登る。
昨日はなんとかなる、なんとかすすまなきゃと
思っていたが、丘を3つ程手押しで越えたところで
これは予想以上に体力を消耗するのと、
時間がかかりすぎる。それに日中になって太陽が
登ったら、暑さでヘロヘロになって補給ポイント
まで到着出来るわけが無いと確信。
困っていたが、工事の車や関係者はこんな
何も無い場所へ(道も)どうやってアクセス
しているのか?と考えた時、すぐ脇を走っている
高速のフェンスが工事の為に所々、外されていた。
ここから高速に入って走ってやろう。
これを見たときひらめいた。
このまま、行っても水がつきて進めない。
戻るにしてもビザカウントや日程もあるので無理
これしか無い、もし、見つかっても、謝っておけば
先の見えない今よりは先に進めるだろうと。
早速高速に侵入して走り出した。
高速はそれはもう快適にフラットでスピードもでて
距離も伸びる。路肩は1車線分ぐらいあって広いので
怖さを感じる事無く走れる。
しかし、高速以外に道が工事中の道しか無いって
言う辺りが謎だ。工事前の古い国道すら姿が見えない。
そのまま走って快適に
次の補給ポイントへ着いた
ここから新疆ウイグル自治区に入る
丁度ここに高速の収費所があってその向こうで
警察が人の出入りをチェックしていた。
いわゆるパスポートチェック。
ここでも何も言われなかった。
パスポート出してちょっと問答があって
それではい、行ってよし。
高速だけど、他に道が無いということもあって
どうやら走っていい高速のようだった。
今日は疲れた。
2017年7月10日、走行94.06km
2017年7月11日、走行116.05km
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