南米パタゴニア。
この辺り、国道40号線を旅したとき
有名なパタゴニアの風の実力を身を以て知った
断続的に吹き荒れる風で有名な同地域。
それをこの日、再び味わう事になる。
そう、ここ中国で。
さて、2泊したホステル
自分は快適さを選んで個室に泊まったけれど
風呂便所が共用で、全ての部屋が中庭に面していて
一歩出ると共有スペースという様な作りの宿であまり
気に入らなかった。
昨日の夕飯。
さて、朝8時頃宿をでて
目指すは180km先の乌鲁木齐(ウルムチ)。
2日で余裕で行けると高をくくっていた。
この日10時頃現れた
道端の商店で補給を済ませ
快調に出る。
が、この後ルートは次第に地味に上り坂へ
しかも風が地味に向かい風。
初め地味に弱い風が吹いていたけれど
登れば登る程強くなって行った。
しかも上り坂。
時速12〜3キロで登れていたのが
次第に10キロ、9キロ
とペースダウンして行き
終いにはハンドルが風に取られて蛇行しながら
なんとか時速5キロくらいで必死に進むような
状態になって、途中、漕いで登れなくなってしまったので
仕方なく手押しで押す。
こうなると距離が伸びない。
夕方5時になろうと言うのに65キロしか走れていない
しかも、未だ上り坂は続くようだし
風も一向に弱まる気配がない。
ヘロヘロだった。最後の補給ポイントの
サービスエリアで水と食料を買い込んで
70キロまで走った。ルートは次第に渓谷
へと入って行く。ここで疲れて進むのを辞めた。
キャンプ場所を確保して明日に掛ける。
110キロ強。
風がなかったら全然余裕の数字だ。
後は風次第。
あれはまさにパタゴニアの風だった。
2017年7月18日、走行71.94km
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