ルームメイト2

キッチンのある宿に来たので
なるべく自炊する様にしている
といってもコンロが火力調整が微妙な
電気コンロ一個しか無いので
手の込んだものは出来ないというか時間が
掛かってしまうので、もっぱら
米を炊いて、後は野菜炒めとか
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豚肉のソテーとか
親子丼風炒め物とか
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スーパーも500mくらいの範囲にあるので
何かと便利が良い。
地中海世界にやって来たので
オリーヴオイルを買った。
親子丼もコレで作ると
なんか妙に旨い。
時々、面倒なときは外食もする
コレまたスーパーの側に華僑のやっている
中華料理屋があって
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ここの一品のボリュームが半端ない。
最初に訪れた時にはその量の多さが分からず
2品注文したら
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炒面。
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鶏肉の揚げ物あんかけ
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残った分は持ち帰りになったのは言うまでもない
一品が大体380円〜550円くらいと
コスパは良い。
4日目ぐらいだろうか?
同室にゲストを迎えた。
スイス人のサイモン。旅行でも仕事でもない
という彼、何やら、神父のようで布教するため
に言葉を勉強してるような感じだった。
その翌日、今度は別のイタリア人男性が
やって来て、4人部屋満室。
オフシーズンなのにどうして?隣の部屋は
誰も入って無いのに??
と思っていた。
後から来たイタリア人がワインを夕食時に
飲もうと買って来た、ホステルのルールを書
いた張り紙にアルコールは駄目と書いてあった。
これも、かなり珍しい。宿で酒飲めないなんて
聞いた事無い、し、かいってあっても、俺は
こっそりと言うか飲んでいた。
誰に迷惑かける訳でもない、そのルールが書いてあるのは
飲んで騒いだり、喧嘩につながったりするから書いてある
のだ。普通の大人はこう解釈する。
が、時に、真面目な人間は
ルールが絶対と思い込む。
サイモンはそう言うタイプだったようだ。
イタリア人のワインを見るなり
酒は禁止されている!
とイタリア人に詰め寄って行くサイモン
イタリア人は階下のキッチンの冷蔵庫
には酒が入っているし、みんな飲んでるよ
と応戦。がサイモンはルールはルールだと言って
聞かず、最後には彼の買って来た酒を捨てだした。
イタリア人、大声で抗議、サイモン引かず。
オイオイ、めんどくさいから辞めとけよ。
人に迷惑かけてないんだったら良いじゃねえか?
何の為のルールだよ?酒駄目ってのはトラブル
避ける為に書いてあるのが逆にトラブル呼んじゃ
ってるし。と内心思いながら、
イタリア人は大人で、言い争ったりする事無く
すぐに宿のスタッフに相談に行った。
サイモンのほうは、部屋にいたクレイジーな
ルームメイトが言い争いに参戦して来たので
彼と言い合い。このイタリア人はワイン捨てられた
ほうの彼とは同郷なので話が会って仲がいい。
共同戦線と言う訳だ。
まためんどくさい奴が出て来た、人を殺すことを
わめいてるような奴だよ。面倒じゃね?
と思いながら、両者をなだめる俺。
が、俺は夕方からすでにチビチビやっている。笑
とにかく2人とも激しい言い争い。
そこへスタッフがやって来た。
サイモンに話す。
事実関係を確認した上で、
サイモンに、あなたの良い分は間違って
ない。が、ここはあなたの家でもないし
あなたがここで働いている訳でもない。
あなたに他のゲストの持ち物をどうこうする
資格が無い。もし、何か有ったなら、私たち
スタッフに相談してくれと。
確かにその通り。
お酒も、ディナーのときなら良いし
とかなんとか言っていた。やっぱり、
大人の解釈で他人に迷惑を掛けないのなら
良識の範囲で行動すれば良いのだ。
結局、サイモンがスタッフに説き伏せられ
別の部屋に移動。イタリア人2人の完全勝利となった。
サイモンは翌日出る予定だったようで、
翌朝、出る前に昨日の行動をイタリア人に
謝りに来ていた。
しかし、あんなルールが書いてあるのがトラブルのもと
スタッフの中でも意見が統一されてないようで
人によっては、冷蔵庫にビールが入っていると
誰のビールだ?と問いつめに来た奴も居た。
ルールにはタバコも禁じられてる、
部屋はもちろんバルコニーでも駄目と書いてある
そう書いてあるのに、レセプションのある一階の
入り口ドアの外には灰皿が置いてあって
宿のスタッフ。特にビールは誰のだ?と問いつめて
来た英語の話せない女性スタッフがスパスパ吸っている。
タバコが禁止なのは、匂いがついたり、他の客
の迷惑になったり、火事につながるから禁止されていて
ルールに書いてあるんだと大人なら分かる。
それで喫煙所がもうけられて灰皿が
置いてあるんだと、大人なら分かる。
いちいちコレに、禁じられてるのにスタッフが吸っている!
どうなってるんだ!?と怒鳴り込む客は居ない。
しかし、何とも変わった宿だ。
なかなか濃いゲストばかりでホステルライフも
飽きませんね〜。

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