朝、7時半頃宿を出る。
天気予報通り、というか、
予報が変わっていて、今日も雨予報だった
けれど雨が上がって降りそうな天気には見えなかった
ので出る事に。
ブーツの形をしたイタリア半島の南西部、
丁度足の甲の辺りの山間部。
山がちの地形の中を行く。
中国の東チベットのように3000〜4000
も標高がある訳ではない、600〜1000前後。
だが、高さが違うだけで谷間を進んで行く。
高速も走っているけれど、当然、自転車は走れない
のでローカルロードを行くが、ローカルロードなので
道はグニャグニャ地形に沿って曲がっていて、
アップダウンを繰り返す。トンネルも無いので
地形のまま坂を上る。
でも、交通量がぐっと少ないのでこちらの方が
走りやすい。
イタリアの町は、丘の上とかにある事が多い様だ
写真では分かりづらいが遠く向こうの丘の上に
コムーネ(イタリア語で「共同体」を指す語であり、
現代ではイタリアの自治体の最小単位である。)
が見える。このコムーネがイタリアには8000強
あるらしい。山間部を走ってると、本当にいくつか
のコムーネを散見した。がいずれも山や丘の上。
よくメディアで目にする様なヨーロッパの中世の
町並みを彷彿とさせるような景色だ。
なんであんなとこに町があるんだ??と
思いながら走ってた。丘の上にあるから
街中の道も激坂だらけで自転車で通り過ぎるのは
かなりしんどい。
やはり、敵の侵略に備える為に大昔の人が
築いた町、その後、子孫たちは何の疑問もなく
生まれ育った場所だから、そこで結婚して、
次の世代を得て、それを繰り返して今に至る。
そんなあたりがその疑問の答えかなあなんて
考えていた。ま、日本でも田舎の山間部に行けば
同じように山の中腹とかに家があって驚く事が
ある。あれと同じ事だ。
つづら折りのダウンヒル。
このヘアピンカーブが良い。
その後、70km程走って、道路脇にピクニックエリア
が現れた。そこで休憩していたら雨が降って来た!!
またかよ。
本当に、自転車旅だと寒かったり、雨だったり、
風が強かったりというのが詰まらない。
ここんとこ天気悪いひが多い。
このピクニックエリア、キャンプ場か?という
くらい整備されていて
水場もあって、テーブル付きベンチがそれぞれ
各サイトにある。が、朽ち果てて苔が生えてボロボロ
直そうとしてる感じも無い。がキャンプ出来そうなので
ここでキャンプする事にした。道からは少し下がった
場所にあるので走る車には見えない場所、近くに
コムーネはあるが、少し離れている。
雨も降って来たし。。。。
テントを張って
夕飯の支度。
今日は、というか、最近はイタリアン風の野菜炒め
とご飯というメニューが多い。
2018年2月14日、走行69.8km。
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