パンプローナライフ

翌朝、ネットの荷物追跡番号を使って
荷物の現在地を確認。
運がよければ、動き出すかな?と思って
確認するも動きが無い。
とりあえず溜った洗濯物を持って
コインランドリーに行く事に。
宿はドミトリーで自分の洗濯物を多量にして
乾かす場所が無いので仕方が無い。
1軒目、ネットで2軒探しておいて近いほうから
行ってみるも、開いていない。
2軒目、旧市街の広場にあるこちらのコインランドリーは
開いていた。
DSC03469 copy.jpg
Kgによって2種類の機械があった自分の洗濯物は
小さいほうで行けた。1回6ユーロ(800円)高い。
乾燥は別で3ユーロ(400円)こっちも高い。
1200円払って溜った洗濯物を一気に片付ける。
終わるまで1時間。
旧市街を時間つぶしに見て回る。
DSC03471 copy.jpg
DSC03472 copy.jpg
今日は天気が芳しくない
DSC03473 copy.jpg
DSC03474 copy.jpg
DSC03475 copy.jpg
日本の包丁を売っている店があった。
結構良い値段がついている。
その後洗濯物を取りに行って、宿へ戻る
午後は自転車屋を見て回る。
部材が明日か明後日入ったら交換をお願い出来そうな
プロショップを探すため。
ネットで調べておいた郊外の店を見に行った
DSC03476 copy.jpg
片道4km程の散歩道
DSC03477 copy.jpg
桜の季節です
宿に戻って夕飯自炊
DSC03478 copy.jpg
得意のスパゲッティを大量に。
この時点で2泊目の為、
明日もう一泊予約で取ってあるが、明日運良く
部材が届いても交換をお願いしないといけないので
もう2泊延泊を申し出る。
対応してくれたのは午前中のシフトの女の子。
最初にチェックイン時に対応してくれた女の子が
可愛くて、愛想が良くて感じがいい。
が夕方からしか来ない様。
午前中に居る女性は可愛くないし、愛想が悪い。
延泊をたのんでるのに面倒くさそうだ。
空いているのを確認してOKをもらった。
夕方のお姉さんに頼むんだった。
結局、翌日も荷物の追跡サイトでは動きが無い
が夕方、可愛いほうのお姉さんがデカい段ボール
箱を抱えてレセプションで開けようとしていた。
それを自分が見つけて宛先を確認してると
どうやら自分宛の荷物!
お姉さんも確認して、危うくあなたの荷物なのに開ける
とこだったごめんねと言ってくれた。
全然大丈夫、お姉さんは可愛いからOKだよ!
と思いながら、Esta bien!と声を掛け
荷物を確認。どうやらAmazonからのリムのようだ
箱がボコボコだったので心配したが、中身は大丈夫だった。
中身を確認して箱を捨てたいのでお姉さんに言うと
あ〜、大丈夫私が捨てておくわよ。と箱を受け取ってくれた
なんて親切な。しかも、自分好みの眉毛太い女子。スペイン娘
独特のダミ声がたまらない。笑
リムを持って部屋に帰る時にすれ違った時、彼女を見たら
俺の持ってる自転車部品を見て微笑ましくニコッと笑っている
愛想がいい。
ま、それはさておき、残るはBike24の荷物だ
2泊延泊したので明日、明後日には受け取って
出たい。とりあえず翌日、リムと自転車をもって自転車屋に
行った。自転車屋でリムを交換して欲しい旨を説明したら
OK。だが、出来るのは来週火曜か水曜だと言い始める始末。
どうもセマナサンタの休暇の影響で仕事が一杯溜ってるようだ。
2軒目を当たる。2軒目も、話すと、すぐには出来ないとの事
まだ休暇中でとりあえず臨時営業で開けていて人足が自分一人しか
いなくて、仕事が溜ってるとの事。
これはどこも同じ様だ。
来週となるともう3泊4泊しないといけなくなる。
いい加減飽きた。4泊目、今日か明日残りの部材を受け取って
さらに3〜4泊ってする事無いし、宿代もバカにならない。
救いは夕方から来るお姉さんが可愛い事だけだ。笑
仕方が無いので、ここでのリム交換は諦めてセマナサンタの
影響が無くなるだろう頃に別の町で自転車屋見つけて
依頼するか。と考え宿に戻る。
夕方頃、ネットで荷物を追跡してたら、
配達員が不在のため持ち帰ったとの記載が!?
はあ?ずっと午後中は宿に居たし。宿の午前中の
シフトの愛想の悪い可愛くないお姉さんに聞いてみるも
私はずっとここに居たし、あなたも居たでしょ?
私は知らない、と一蹴される。
やっぱり性格もブスだ。
仕方が無いのでどうしようか?と思い悩んで
ネットで支店の場所を探していたら、運送会社からメールが
来た。内容はこうだ。
配達しに行ったけれど宛先に受取人が不在のため荷物を持ち帰った
選択肢を用意するので次の配達をどうするか決めてくれとの事。
選択肢1、同じ場所に明日もう一度配達に行く。
選択肢2、住所の訂正、確認その上での再配達。
選択肢3、新しい住所に配達する様手配。
選択肢4、提携先の受け取り用店舗に配達するので、配達完了後
そこに受取人が出向いて受け取る。
吟味した結果、行き違い無く、確実に受け取れる可能性が高いのは
選択肢4だ、配達先がパンプローナ市内に数店舗あって、
近所のスーパーマーケットでも受け取れる様。しかもその
スーパーマーケットは先日最初に訪れたコインランドリーの
真向かいにある。場所も分かってるのでそこを配達先に指定して
配達完了後に報告を入れる連絡先を知らせて手続き完了。
どうやら翌日再配達される様だ。
今日は日が悪いのか?自転車屋はすぐ交換出来ないと言われ
荷物は一連のごとく届かず。
ブスなお姉さんはI don’t know!と無愛想に一蹴してきて
こちら側の立場に立って助けてくれない。
あの可愛い娘なら助けてくれたろうに、
連続4日出勤してたのでどうもシフトの関係で
休みのターンが来たようで今日は来ない。
ガックし。
仕方が無いので夕ご飯をいつものように作って
ワインを飲みながら過ごして心にゆとりを持たせた。
翌日、お昼頃、追跡サイトで荷物配達完了の記述が!
メールも来ていないが、受け取り可能との事なので
念のためパスポートを持って件の指定したスーパーへ行く
昼頃だったので大混雑していたが、手のあいてそうな店員に
声を掛けて荷物を受け取りに来たと行ったら、事務所で
と言われ、事務所へ。事務所で身分証の提示を求められ
パスポートを提示。スマートフォンの画面で自分の荷物の
情報を見せて確認してもらった。目の前にBike24のガムテープが
張ってあるボコボコの段ボール箱がある。コレだよコレ!
おばちゃんに行って、確認してもらって受け取った。
さらっと、あなたもカミノデサンチアゴを歩いてるの?
と言われたが、自分は違って自転車で旅してて、上海から
1年3ヶ月掛けてスペインに来た日本人だと言ったら
ビックリしていた。バケーションに日本へ旅行に行ったのよ
とおばちゃん。良い旅を!と見送ってくれた。
宿に帰って荷物を確認する。
DSC03481 copy.jpg
箱を見たブスなお姉ちゃんが
やっと受け取れたのね?と声を掛けて来た。
あんたが不親切なおかげで自分でなんとかしましたよ!
と心の中でつぶやきながら、顔ではニッコリゆとりある
大人の対応。支店に受け取りにさっき行って来たんだよ
と説明しておいた。
中身を確認して梱包と中身を分けて行く
要る物とゴミを分けて少しでも軽くしたいからだ
が、ここでブレーキパッドが2個入っていない。
4個注文して2個しか無い。確かに確認しても
2つ無い。他は全部あった。注文数を間違えたかと?
確認してみたが、確かに4個頼んでる
1個14ユーロが2個(3700円分)無い。
Bike24が間違えたのか?いや、一つ心配だったのは
受け取った時あまりにも箱がボコボコで隙間だらけだった
梱包の隙間から落ちたんじゃないか?どこかで?
この場でそれを確かめるすべは無い。
し、また言葉の完璧に理解して話せない異国で
切羽詰まった状態で2個無かったとクレームを入れて
どこのミスか分からないが返事が返って来るまで待つ?
そう思ったら、ま、とりあえずコレで全て終わりにしようと
思った。滞在費もバカにならんし。
しかし、日本の梱包だったら小物は小物ではみ出たり
しないように大きなビニールの袋にひとまとめに入れて
段ボールの内側にテープで留めてありそうだし、
そうしたほうが万が一の紛失防止にもなるのにと思った。
日本のクオリティが高すぎるのだろう。
それが日本の良いとこでもあり悪いとこでもある。
お客様第一、イコール、働く側に取っては窮屈で大変。
自分は常々思うけれど、グレーの部分が必要だと。
ま、今回は勉強料として28ユーロ分損をしておいた。
さて、ゴミを捨てようとブスなお姉ちゃんにその旨
を言ったら、外の通りに公共の大きなゴミ箱があるから
そこに捨ててこいと言う。
ここで気づく、あの可愛い愛想の良いお姉ちゃんの
素敵さに。
ブスよ、お前は性格もブスだな。
結局、最終日5日目無事荷物はそろった。
明日出られる。実は100km先のビトリアと言う町で
働きながら勉強してる日本人の友達と会う約束になっていた。
かれのシフトが明日金曜の夜なら次の日のシフトが夕方
からなのでゆっくり出来るし、1泊だけなら、内緒で
住み込んでるホテルの自分の部屋に泊めてくれるというので
なんとか明日出たかった。
心残りはあの可愛いお姉さん。
出る前に、告白でもして写真でも一緒に撮ってもらって
思い出にしようかと思っていたのに今日も来ない様だ
と思って何気なくふっと窓を見遣った夕方のパンプローナ、
実は彼女はこの日も休みで来なかったのだが、最後に
ほんの1枚の窓の間だったけれど、ホステルのリビングの
2階の窓から何気なしに見遣った外の歩道を彼女が歩いていた
身を乗り出して、見遣る自分と一瞬目が合った気がした。
パンプローナ最後の夕方だった。
2018年4月2日〜4月5日。走行0km。

コメントを残す