ラマダン中のマラケシュ

マラケシュでは新市街にあるユースホステルに投宿した。
メディナ(旧市街)内にある宿の方が観光するのには都合が
良いかも知れないが、以前フェズで宿を探したときの教訓を
生かして、新市街の窮屈でないホステルに滞在する事に。
宿はドミトリーのみで1泊70ディラハム(820円程)で
ネットは遅いがついているし、何よりやる気の無い宿か?
今時、ネット予約を受け付けていないし、宣伝もしていないので
お客がほとんど来ない。ので快適だった。
自分が行った時はこんな辺鄙な宿に日本人の23歳の男性の
バックパッカーが一人居たのみだった。
聞くと、すでにここで6泊もしているという。ちょっと風変わり
な人だった。彼は毎日、昼まで寝ていて起きると、外出、
聞くと、カフェに行ってぼーっとしていると言う。
夕方には戻って来て、夜中の12時過ぎまで、ネットしてるのか?
読書でもしてるのか?過ごして寝る。という毎日を繰り返して
6泊らしい。笑
毎日、明日、フェズへ行くと言いながら、翌朝起きられずに
延泊を繰り返している。
さて、自分は初日、ある事を確かめにスーパーマーケットの
カルフールへ向かった。
ある事と言うのは、アルコールの販売。
ラマダンまっただ中になってしまったため、普段アルコール
を販売しているカルフールも販売を停止してるという。
コレが本当なら、向こう1ヶ月弱酒が飲めない。
大都市に来たときはコレが楽しみで走って来たのに
飲めないではつまんないからである。
宿から歩いて3キロ程。
カルフールの店舗の中に入ってグルグルと見回す。
と、噂通り!アルコールコーナーの前には山積みの
他の商品。完全にしまっている。
ん〜。がっくり。
仕方が無いので夕飯の惣菜をや牛乳を買って帰った。
翌日、観光。旧市街へと足を伸ばす。もちろん徒歩で。
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旧市街の入り口。
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相変わらず、メディナ内は迷路のように路地が入組んで
様々な店が軒を連ねる。
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観光客で賑わうフナ広場。
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時間も早いせいか食堂もやっていないところが多い。
というか、ラマダンの影響なのか???
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広場の一角で路地を直す人々。
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馬車が結構欧米人を中心に観光客向けで待機して
いる。が、馬車の周りは馬のおしっこや大便の匂いが
酷い。蠅もぶんぶんと飛び交って、馬は自由を奪われ
立たされて、拘束されて、糞尿垂れ流しの刑で可哀想。
仕方が無いので、スターバックスへ行ってカフェオレと
チョコパンで小腹を満たし、宿のネットが超激遅なので
Wi-Fi接続して時間を過ごす。どこか安くてネットがある
宿を探して廻るも、新市街は宿が高級店は多いが安宿が
少ない様。この日もカルフールに帰りに寄って夕飯の種
を買って帰った。
翌日は休憩日に当てて、近隣のスーパー以外はどこも行かず。
昼は宿の庭で自炊。
お昼頃起きて来た同室の23歳は今日も延泊。
日課のカフェ?へ出かけて行った。
3泊だけど、酒も買えないし、ラマダンで安い食堂も
日中は営業しない。旅の醍醐味の大きな一つ、食の楽しみ
を奪われ不便極まりなくつまんないのでマラケシュを後に
駒を進める事に。

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