翌朝6時過ぎに宿を出た。
ネットも無いし、する事も無いし、朝5時半頃には
もう辺りは明るくなるので早めに出る事に。
宿のおやじさんが起きて来て敷地の門の扉を
開けてくれ、良い旅を!と言ってくれた。
峠のてっぺんまでここアスニの町から86km。
アスニが標高1200m、峠が2100m。
高低差900mだが、アップダウンが予想される。
しかし、走れない距離でないし、スタートも早いので
走ってみる事に。
アスニをでていきなり下りが始まる
!?
なんで下るんだよ!?と思いながら結構気持ちのいい下り坂。
950mくらいまで下がって、その後はのらりくらりと
登り下りを繰り返す。
天気は気持ちのいい快晴だ。
途中小さな町を通って走る。
商店で牛乳やら水やらを購入。
最後の登りが始まる手前の道路脇の木陰で
珈琲を淹れてカフェオレとクッキーで
昼休憩。
最終決戦。
ダラダラと登り下りを繰り返して来た道も
ずーっと登りに転じる。傾斜はそれほどキツくない
のでいいんだけど、距離がすでに70キロ強、
アップダウンを繰り返して走って来てるので
お疲れ気味。
遥か下方に登って来た道が見える
峠越えの醍醐味はその、登って来た道を見下ろす景色。
なんとか
峠の茶屋に到着。
ここは宿とキャンプ場もやっている様。
疲れたのでここで泊まって行こう。
と、キャンプの値段を聞くと50ディラハム。
ならキャンプします。と言うと、部屋もあるけど
見てみないかと誘われ山荘の様な宿の部屋を案内され
夕飯と朝飯付きで400ディラハム(4700円)と
高い。ので却下。
キャンプしたいと言うと300に友達価格でしてあげる
と言う。あんたと友達じゃ無いぜ。と思いながら。
3500円か。外は風が強いし。
飯ついてなら良いかと思って
部屋に泊まる事に。アトラスも最後だし
ご褒美に。
とりあえずオレンジジュースを休憩所で頼んで
一服した。欧米人の夫婦が車でやって来て
モロッコ茶を頼んでいた。彼らが英語で話しかけて
きたのでしばし談笑。
旅の話をしたら喜んでくれた。
その後部屋に荷物を運んで部屋でシャワー。
夜7時の夕食までマンガでも読んで過ごした。
夕飯はモロッコサラダとオムレツとパン
まあ、値段相応って感じはしなかったが
飯が食べられればオッケー。なかなか旨かった。
夕飯時、宿の人がカサブランカのビールが有るぜ
と言って来た。ビール!??
マジで?!!
と思って見に行くと確かに缶ビール。
モロッコ産のビールだと言う。
酒作ってるくせに売ってるとこ少ないし
ラマダン中は売ってない。
謎だ。
このビール330mlが驚愕の一缶40ディラハム
(470円ほど)?!!高。
ずーっと飲んでないし、峠越えたし。。。
と思って、誘惑に負け、2本もご購入。
いや〜今日は散在したなあ。
夜になって風が強くなって来た。
テントでも良かったけれど、今日は
ベッドで寝て疲れた体をいたわってあげよう。
久しぶりのビールで祝杯を挙げて。
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