15年ぶりのシェラへ

土日を跨いだだけあってシャトルバスは満員だった。

13人乗りのメルセデス製のマイクロバスで助手席は荷物で満杯

欧米人バックパッカーが半分、あとはメキシコ人かグアテマラ人

クリスマスが近いので休みを利用して移動する人が多いようだ。

実際、これを書いているのは旅が終わってから思い出して描いてるのだが、

帰りも同じルート、同じ手段で逆方向に国境を越えたが、乗客は自分を含めて3人で

自分以外の2人はグアテマラでの休暇を終えて帰国するメキシコ人だった。

バスは、途中休憩のためメキシコ側の中間地点、コミタン・デ・ドミンゲスの町の国道沿い

のガススタでトイレ・軽食休憩をとる。

移動でおよそ10時間ぐらいかかるので目的地に着くのは夕方5時ごろ。

1日仕事となる

休憩中のガススタで綺麗な花が咲いていた。

他の乗客は併設のレストランで何か食べていたようだったが、

自分は移動中の急なトイレ問題を憂慮してコンビニでコーヒーを買って

コーヒーブレイクのみとした。

11時半ごろメキシコ側のイミグレーションに到着。

ここはシウダー・クアウテモックという小さな国境の町になっていて、

あたりには商店やホテル、レストランやネットカフェ、ガススタなどが揃っている。

イミグレの建物で出国手続き。

自分の前にオーストラリア人カップルが先に出国手続きに向かうが

彼らは全くスペイン語が分からないらしく、ジェスチャーと英語のみで

出国スタンプをゲットしよとしていたが、何かトラブルが起こってるよう。

後で分かったのだが

どうやら、入国税の支払い済み証明ができる書類の提示を求められていたのに

そのドキュメントを持っていなかったみたいだった。

メキシコは現行のルールで入国時に外国人は入国税を支払う義務があり、

空路で入国する場合はすでに購入する航空券に含まれている為入国時の入国検査では

何も言われることがない、が、出国時に入国税を払いましたを証明する書類を

ネットのメキシコ移民局のサイトからダウンロードしてプリントアウトして

出国時に提示しないと、支払いを要求されるという仕組みになってるようで、

自分はツアー会社のオフィスで直接シャトルバスのチケットを買ったのでその時

ツアー会社が書類を用意してくれたため、すんなり出国スタンプをゲットできた。

情報化社会なので事前の情報収集は必要だと思った。

確かにその場で聞けば、どうしたらいいか指示を仰げば良いのだろうが、

もしもの時のためにはトラブルを避ける身を護るためにも。

まちょっと出国ごときで大袈裟だが。

その後、お金を支払ったのか?証明できたからなのか?無事出国スタンプを

もらえたみたいで出発。

グアテマラ側のイミグレーションのある町、ラ・メシアに到着

車で10分ぐらい。

こちらの街も商店や宿、飯屋などが立ち並びゴチャゴチャしている。

ここがイミグレの建物。

ここで、入国スタンプをもらう。

係官が奥でパソコン仕事をしているところを呼び出すと怠そうに窓口に

現れ、何?って顔をする。笑

何じゃねーよと思ったが、グアテマラへ入国したいと言ってパスポートを差し出すと

受け取って、ページをパラパラめくって暫く。余白を見つけて簡単に

ポンっとスタンプをくれて無事入国。

グアテマラは入国税とか無いみたい。

ここで外に出ると両替商がカンビオ、カンビオと言って近寄ってくる。

ので、手持ちの500メキシコペソ札1枚だけグアテマラケツァールに交換。

後でメキシコに戻ってくるからね。

ここでシャトルバスを乗り換える。

グアテマラ側からは同じようにメキシコへ行きたいお客を乗せたシャトルが同じように

やってきていて、ここで乗客を入れ替えて、それぞれシャトルは元来た道を戻る

という仕組みで運転手ももちろん変わるのでグアテマラ側の運転手の顔をよく覚えて

おく。他の乗客も揃ったようだが、運転手が点呼するも一人足りないらしい

何か用を足しにどっかに行ってるみたいで残りの一人を待って

出発。

グアテマラは山岳国家で急峻な山の中を縫うように道が走っていく

国道といっても

メキシコとは雲泥の差で道幅も狭く、くねくねと蛇行する山道が続く

山岳地帯だから仕方ないのだが。

雨季には毎年のように方々で土砂崩れが起きて、国道が通行不能になることも。

一本しか無い片側一車線の狭い山道だからいろんな車が走っている。

物流を担う大型トラックやトレーラー、地元の農作業用の車など

どうしても山道で遅く走りがちな車を、対向車の無い隙を狙って追い越さないと

先に進めないので、まるでカーチェイスのような運転が続き、ハラハラする

ことも。笑

これぞグアテマラ名物。どのバスの運転士も攻める走りが得意のようだ。

特にチキンバスと呼ばれるグアテマラの路線バスはその攻め方も凄い。笑

夕方5時前ぐらいに眼下に目的地のシェラのまちが見え始める。

が、まちが近くなってきたため一本しかない道が渋滞し始める。

これも、時々速度を制限するために道に設けてある減速ハンプがあるため

強制的に起こる渋滞で、結局シェラのタカハウスに着けたのが

夜の7時少し前だった。

15年ぶりに戻ってきた宿は細かいところは変わりはしていたものの、

昔のままだった。主人のタカさんも11年ぶりの再会で、少しお互いに年は取った

けれど元気のようで安心した。

その夜は尽きない話で盛り上がった。

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