激痛2

実は病院へ行こうと決めた日、自分で何か出来ないか?と考え、
腫れているんだから、膿が中にあるはず。傷口を少し切って中のそれを出してしまえば
痛いのが治るんじゃないかと考えた。
そこで、十徳ナイフと消毒、ライターと懐中電気を持って洗面所へ。
ライターでナイフの先端をあぶって、消毒を
そしてライトで照らしたその先には直径5センチほどに腫れあがった左肩のできものが。
うずく痛みがずっと続いていくよりマシだと思って先端を患部にそっと突き刺す。
数回やってあたりを押した。膿は出なかったものの、体液と血がにじんで、少しは成果があったように
思えた。
 が、その夜、それがたたってか?肩は今までに無い激痛と腫れを伴い。結局、朝4時頃まで
眠れなかった。
 
 朝、宿のオーナーに病院(皮膚科)の知ってるところを聞き、早速向かった。
メトロを乗り換えて、下車した駅から徒歩15分。
その間も激痛。
 ついた病院、クリニカ・ラス・ベガスは地元の総合病院だった。
皮膚科にかかりたいと言ったら、救急のほうに廻され、
そしてイロイロ質問の後診察。
結局、ここは救急だから専門に見てもらうため皮膚科に。ここで60000ペソ(およそ2700円)
取られ、皮膚科へ。皮膚科でまたイロイロ質問、診察。そして処方箋を出してくれ、薬を買って
飲むようにいわれた。(皮膚感染症に効く抗生物質クリンダミシナ)
 でも、詳しいことを調べるため、
別の場所にある研究所?(インスティテュート・コロンビアーノ・メディシナ・トロピカル)
という別の医療機関に行くよう、道順と紹介状めいたメモを僕に託し、電話を1本いれてくれた。
先生いわく、向こうで担当の人が待っているからとのことだった。
そして皮膚科で110000ペソ(およそ5000円)を取られ、
また、メトロで指定の機関へ。
激痛と闘いながら、たらいまわしのたびは続く。。。。

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