それに気がついたのは朝走り出してからだった。
また、後ろの荷物を取り付けるためのキャリア(金具)が割れていた。
いったい何回折れただろう?
やっぱり荷物が重いせいもあるし、ダート道走行で溜まったダメージがあったのかも。
今日は70キロ先の町で宿を早めにとって溶接屋に行こう。
目指す町はウアマチュコ。
カハバンバの町を出る頃、高度計は2500前後をさしていた。
町を出てから道が細くなったけど舗装道路だった。
山すそをくねくねと何度も折り返しながらじわじわと上っていく。
じわじわ上っていく感じなので傾斜は全然きつくない。
相変わらず景色は最高だ。
カーブを曲がるたびに
絶景が顔を出す。
どんどん標高は上がっていき
3300くらいまで上った。
途中小さな集落を通ったりする。
すれ違う人にはなるべく声をかけるようにしている。
挨拶は人間としての最低限の礼儀だから。
相手の反応は人それぞれ。
道は3300から次第に3000くらいまで下がった。
途中大きな草原が出てきた。遠くのほうで家畜を放牧しておばちゃんがしゃがんでいた。
本当にのんびりとしたのどかな景色。
そして、その先のカーブを曲がるとそれは現れた。
サウサコチャ湖
標高3000メートルにある湖は静かにたたずんでいた。午後の日差しの中真っ青な空と緑の絨毯に
囲まれて。
間違いなくここで昼食を取ることに。
昼食後、数十キロでウアマチュコの町に着いた。
宿をすぐに取り、溶接屋へ。
思ったより大きな町で。
プラサ・デ・アルマス(町の中心にある広場)もかなり大きく広かった。
さぁ、明日はどんな景色が楽しませてくれるんだろう?
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