12月31日
定刻よりも2時間早く上海のフェリーターミナルに到着した。
言葉が出来ないので少々不安に思っていた入国管理の手続き
も、正月休み直前ということもあってか、ターミナルの
内部はほとんどクローズ気味で必要な場所だけ照明が
ついているだけで、イミグレのお客も僕らだけだった。
手続きは流れ作業で行われ、何の会話も無いまま、パスポート
をもらうだけだった(事前に船内でまとめてパスポートを
集められていたのでスタンプはもう押してあった)
預け入れて荷物の受け取りは僕は荷物が大きいせいか
一番最後に。
フォークリフトのパレットの上に横倒しにされたフルパッキング
の愛車を見たときは少しほっとした。
受け取って次に荷物のX線スキャンをコンベアの上に載せて
装置を通すのだが、すべて荷物を自転車から外さないと
載せて通せないので結局荷物を外すことに。
係官のオネーサンは荷物満載の自転車をチラチラと見て
含み笑いをしていた。
すべての作業が問題無く終わり建物の外に。
そこはもう、既に、当然のことながら異国だった。
あらかじめ調べ予約しておいた宿を探すことに。
大晦日の街は至る所に公安(警察)の車が出て、
交通整理などをしていた。
宿は30分程で見つかって無事到着。
フロントでチェックインするも。
中国語はさっぱり分からない。
なので英語で話すも、普段使っていないので
超片言の英語に、うまく通じない。
すぐに頭をよぎってついて出るのは
スペイン語。
どうやら僕の外国語脳はスペイン語の模様。
なんとか自転車も部屋に入れたい旨を説明し
OKをもらった。
到着して、部屋で連絡を取ることに。
相手は、以前メキシコの宿で一緒になって
グアテマラで一緒にティカル遺跡を見に行った
旅友の服部君。
なんと、年末、上海の従兄弟の所に滞在している
ので良かったら飯でも食いに行きませんか?と
お誘いを受けていたのだった。
早速、コンタクトを取って夜、合流することに。
服部君と従兄弟さんとその友人と合流して
上海料理を食べに行くことに。
従兄弟さんはもう中国に5年住んでいて、
現地の企業で働くエリートさん。中国語も
ネイティブ並みで中国文化に精通していて
いろんなことを教えていただいた。
もう一人の中国人の友達も合流して
白酒(バイジュウ)という中国の蒸留酒(結構強い)で乾杯。
結局新年は2時過ぎまで。
とても楽しい夜になった。
最近のコメント