20数キロ走ってキャンプ

翌日、薄暗いウチにスタート
薄暗いと言っても、明るくなる時間が午前7時半頃。
時差がトルコから1時間ずれたので、トルコでは
8時過ぎないと明るくならなかったけれど、
ギリシャでは少しマシになった。
チャリ旅は午前中が勝負なので、午前中に多く走って
おいた方が1日の走行距離が伸びる。
DSC03497.jpg
小さな集落をいくつか越えて
今日はエーゲ海沿いを行くルート。
DSC03498.jpg
この辺りはオリーヴ畑と別荘のような家が散見
される。
DSC03499.jpg
ギリシャもこう言った公共水道があるようだ。
ここで水を補給。
DSC03501.jpg
オリーヴ畑が広がる中を走って行く
DSC03502.jpg
しばらくいくとエーゲ海に出た
朝日をバックに走る
GOPR2454.jpg
IMGP4706.jpg
エーゲ海沿いに遺跡が
IMGP4707.jpg
一般公開してるのかよくわからないけれど
このルート上だけでも数カ所ギリシャ遺跡があった。
本当にベストロード。
IMGP4711.jpg
こんな浜に近い道を行く
GOPR2455.jpg
IMGP4713.jpg
遠くに教会が見える。あの麓、海沿いをいくようだ。
しばらくいくと小さい集落が現れた。
キャンプ場や、海の家みたいな建物があった
今は冬なので誰もいない。
それを過ぎると道は完全に未舗装道路に変わる
ガレガレのダートだった。
DSC03503.jpg
オリーブが一面に広がるダート道
車や人には全く会わなかった。
DSC03504.jpg
今日は快晴で温かい気持ちのいいルート
に気持ちのいい天気。
DSC03505.jpg
DSC03506.jpg
オリーブの森がジブリの作品に登場するかの
様な世界だった。
海岸線に出られないかな?と思いながら
走っていたら、脇道を見つけて迷わずGo
DSC03507.jpg
DSC03510.jpg
岩場だったけれど開けた場所へ出られた。
IMGP4721.jpg
周りに民家も無く車も来ないし人も居ない
エーゲ海を独り占めの絶景
IMGP4730.jpg
IMGP4749.jpg
IMGP4752.jpg
辺りを散策して、
未だ今日は23キロくらいしか来ていない
が、マップを見てみるとこの先はもうすぐ
舗装道路に変わってしまいそう。
そうなればこんな絶景なサイトは無いと思った
ので、今日はここでキャンピングする事に決定!
食料も燃料も、昨日補充したし、水は今朝補充した
もう今日はのんびり景色を愛でながら、本でも
読みながら過ごすお。
IMGP4754.jpg
漁船が時折、沖を走って行く
IMGP4758.jpg
天気も上々
IMGP4763.jpg
IMGP4773.jpg
IMGP4779.jpg
IMGP4782.jpg
と贅沢な1日が過ぎて行った。
その夜の事。
キャンプしてるときなので夜更かしせずに
早く寝るのがいつも。
この日も8時頃には寝ただろうか?
夢うつつ、車のエンジン音のような
音で目が覚める。時計を見ると夜中の1時
ここは脇道を入って海に出たところをさらに
左へ折れて1キロ程ガレガレの道を来た場所。
辺りに人家無く、人がおよそ用のある場所でもない。
ましてこんな夜中に。
何だよオイ!
幸い自分のテントを張った場所は車の轍から海側に
少し入ったところだったので、自分に気づいては居ない様
車は100〜150mとかなりの至近距離で停まった。
停まってエンジン音も切れる。ドアの空く音。
しばらく様子を見てみるがそれ以上の進展無し。
おしっこがしたくなって来たのでそっと外に出てみる。
音が停まった方を見てみると懐中電灯片手に何かしている
模様。複数人ではない様。
何度も言うが周りに(多分数キロ〜10キロ)
範囲で民家も施設も無い。
メインのアクセス道路も日中すれ違った車は
1台だった。そんな場所、
しかもこんなに広い場所があるにもかかわらず
俺がキャンプしてるすぐ側に何の用!?
しかも!こんな夜中の1時に!?
この日は夕方から風が強くなっていた
一晩中風が止む事無くテントが轟々という音と
ともに揺れていたので、近くでも音をたてても
気づかれる心配は無かった。
が、不安で眠れなかったのは言うまでもない。
去るまで待つ事に、
夢うつつの中2時間待っても車は動かず。
時々ドアを開け閉めする音が。
さすがに眠くなっていつしか寝てた。
次に目を覚ましたときは朝方5時頃。
辺りは未だ当然くらい。
車のドアが閉まる音とエンジンの掛かる音。
1時から、4時間。
何やってたの!!!???
と胸を撫で下ろす。
本当に悩まされたが、こういう事はコレが
初めてではない。過去アメリカ縦断の際も
アメリカ〜メキシコ国境付近で初回、
ボリビア〜チリのアタカマ宝石の道で2回目
と経験しており、いずれも、絶対人が夜中に
くる場所ではない場所で同じような体験を
していたので、そんなに怖くはなかった。
が、謎だ。
眠れない夜だった。

コメントを残す