カンパラでの日々

バックパッカーの利用するホステルへ移動した。
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メンゴというカンパラの中心から4〜5km西にはなれた
エリアで郊外にある宿。
宿の周りには特に何も無く、庶民の住む生活エリアといった
感じだったが、郊外にある為、静かでのんびり出来る宿だ。
スタッフの感じも良いし、レセプションの前には南京錠の
使えるセキュリティボックスもある。
自分が着いたとき、個室をちょっと見せてもらった。
テントが14000ウガンダシリング、ドミが18000、
個室が30000だった。
30000でも日本円で900円程だ。
しかし、特段奇麗な感じでもなく狭くて質素だった。
それにレセプションのある棟から中庭を挟んで向こう
に位置するのでWi-Fiも全く届かない。
故に却下でテント泊にする事にした。
テントで430円。と激安。これでWi-Fi付きでシャワーも
トイレも共同だが奇麗で、24時間いつでも使える、しかも
ホットシャワー。水圧もある。
到着したとき一人の白人の年配女性が声を掛けて来た。
というか、中庭にMSRのテントが張ってあって脇には
ツーリング仕様の自転車が置いてあったので、サイクリストが
居るんだと思ってみていたけれど、その持ち主は彼女だった。
チェックインを済ませ、テントを張り終えて彼女としばし歓談した
スペイン人でエジプトからスーダン、エチオピアと南下して来たと言う
しかも一人旅。しかも年齢を聞いてビックリの65。確かに顔を見ると
おばあさんなのだが、体はとても60代のそれとは似つかわしく無く
スマートでしなやか。
どうもイギリスで働いていたらしく英語がペラペラ。
いや〜欧米人のこういう年配のサイクリストは時々お目にかかるが
改めて驚かされる。
ここからは友人と(友人は翌日にやって来た。)合流して
ルワンダ〜タンザニア〜と南下していって南アフリカの喜望峰を
目指すとの事だ。
友人もどんな強者?かと思っていた。
翌日やってきた友人もなんと女性。歳は聞かなかったが
スペイン人のおばちゃんよりは10個くらい若そうな
イギリス国籍の黒人女性だった。
それはそれで驚き(女性だったこと)なのだが、
もっと驚いたのは彼女の自転車。
台湾製の中古の完成車だったけれどキャリアや鞄類、
キャンプ用具などは全て新品。で、キャリアを2人で
苦労しながら取り付けているのを見て助けに入って
3人でアーだコーだと言いながらなんとか無理矢理
取り付けた。聞いてみると、この友人は今回が自転車旅は
初めてだと言う。笑!!!
まー、だれにでも初めてと言うのはある。
あるが、しかし!初旅がウガンダ〜ルワンダ〜タンザニア
というディープな領域から始まるとは。
旅の経歴は知らないけれど、イギリスなどとは比べ物に
ならない程雲泥の差の文明度。しかも、ウガンダ、特にルワンダ
近辺は小さい丘がいくつも連なってアップダウンを繰り返す
ような坂道ばっかのドSなルートだ。
自分がそれを知った後、スペイン人の彼女が、今回は何度が
マタツ(白バス)のお世話になりそうだわと笑いながら
つぶやいていた。
確かに!初心者にはシンドイでしょ!と激しく同意。
さて、そんなホステルに2週間ほど滞在していた訳だが。
庭も広くて、乾期で毎日天気だったカンパラ。
洗濯物したり、ネットで動画見たり、1kmほど離れた
スーパーへ買い物に行った帰りにメンゴのマーケット
の屋台でポテトの揚げたのやソーセージの丸焼きを
買って昼ビールや昼ワインを堪能したりとのんびり
過ごしていた。
とある夕方、洗濯を干す場所の隣に大きな木があるのだが
スタッフのおばちゃんが棒きれで何か枝を叩いて落としていた。
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良く見てみると、なんと、アボガドの実。
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庭にアボガドとは。どうも食べてもOKのようだった
けれど、どれも未だ実は固く熟していないようだった。

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