さらばモザンビーク

テテを朝、6時頃出発。
標高が150m程のためか、朝でも蒸し暑い。
こんな暑い世界は不快なので早く抜けたい。
ここからのルートはジンバブエに向かう。
首都のハラレが当面の目標地、標高も1500m弱
と上がるので涼しいに違いない。
94kmほどテテから走ってチャンガラという
幹線道路から国境へ分岐する分岐点の町に昼頃着いた。
宿を探すも、看板の出ていた宿は廃業してる様子。
町を行ったり来たり3往復くらいしても見つからんので
仕方なく、物売りしていた若いお兄に話しかけた。
最初食堂を指してここだと宿の場所を指してるが、
明らかにご飯屋さん。店主に聞いても宿ではないと言う。
その次にOK、分かったよと案内されたのも食堂。
本当に?ここ飯屋って書いてあるぜって言いながら
入って行ったら建物の奥に独房のようなシングルルーム
が並んでいる。確かに宿の様だ。
値段は一泊500メティカル(920円程)なので
泊まる事に。荷物を中に入れるまで宿の場所を聞いた
兄ちゃんがつきまとって来て、最後にコーラを奢れと
なんと上から目線の発言。
当然の事のように言って来るので、こっちもカチン
と来て、断固拒否。値段にして60円くらいのコーラ
なんだが、そんな事ではない、値段ではないのだ。
態度といい、オーマイフレンド!と何回も俺に向かって
言って来る態度が気に入らない。
それでもしつこくコーラをせがんでくるので、いい加減
頭にきて大声で睨み返してNo!!!とキレたら、去って行った。
気を取り直して、宿の食堂で昼ご飯とビール
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魚のフライ。これが結構旨かった。
飲み足りないので、町をフラフラして一軒の
バーへ入って
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2本目。適当に頼んだら値段が2倍もする
輸入物の黒ビールだった。
翌朝、6時に宿を出ようと外へ。
すると見覚えの無いオッサンが俺に何か言って来る
昨日対応してくれたオーナーらしき人とは違うし、
外に居たから誰だか不明?
何やらメティカルとほざいてるので金をせがんでる模様。
俺が行こうとすると、呼び止めて、地面に
100メティカル(200円弱)と書いている。
こいつはバカか?
なんの金やねん?
あほらしいので無視して行こうとすると、
また、大声を出して制止して来てどこかへ電話を
掛けてる模様。が、早朝過ぎるせいか掛けてる相手が
誰なのか知らないが、相手が出ない。???
あんまりアホ臭いのでそのまま放っといて出発。
こちらは全くやましいところも無く一点の曇りも無い
何か有るなら、追っかけてでも来るだろう。
国境まで緩やかに登りが続く。
暑さも昨日テテを出たときほどでは無い。
昼ごろには国境に着いて出入国手続きを済ませ
ジンバブエへ入国。
国境から20km程行った場所で現れたムコトという
町へ入って宿を探すも見つからない。
昨日の教訓を生かして、物売りでなく商店の人に
宿があるか?聞いたら、1〜2km戻った場所にある
と言う。

え〜、戻るのか。しかも、坂下って来たし。。。
と思いながら、とりあえずジンバブエは暫く滞在する
事になると思うのでSIMカードを買う事に。
一軒の携帯、SIMを扱う店に入って、SIMとインターネット
のバンドル(ネット契約)が欲しいと言うと
丁寧に説明してくれて、SIMはとりあえず60円程で
買えた。次はネット契約だが、値段を聞いてビックリ。
1ヶ月1ギガで35ドル。
1ヶ月2.5ギガで50ドル。
と激高い。ジンバブエは米ドルを使っているため(
ジンバブエドルもあるが公定レートで1米ドル=1ジンバブエ
ドルとのこと)たった1ギガで4000円もする。
迷ったけれどSIMだけ買っても、使えないので
仕方なく、2.5ギガ50ドルを選んだ。
日本でもADSL回線なら一ヶ月使いたい放題で50ドルくらい
するよな。と思いながら。
手続きが終わる間に、対応してくれたおっちゃんに
この町に泊まれる宿無い?と聞いた。
ら、終わったら俺が連れてってやるよ、大体1泊
10〜20ドルするけど良いか?と言われ、全て終わったら
おっちゃんが連れて行ってくれた。
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学校の一角にある個室の並ぶ建物。
確かに宿?だ。
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管理人らしき人に話を通してくれて、1泊10ドルとの事
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荷物を部屋に入れるまで色々世話を焼いてくれた携帯屋
のおっちゃん。最後にコーラかお金をどうせ請求するん
だろうなあ。と思ってたら、
じゃ、オレ、帰るわ。
あそこで働いてるから何か有ったら声かけてくれ
と言って帰って行くおっちゃん。
なんてカッコいいんだ!
自分も町へ買い物に行くので一緒に戻る
事に。戻る途中、そっと財布から5ドル
出しておっちゃんに手渡した。
お金を渡すのが良いのかどうか分からないけれど
自分の気持ちだから、これでビールでも飲んで
欲しいにゃ。
おっちゃん大喜びでありがとうと言っていた。
ジンバブエはなかなか幸先良いスタートを切った。

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