朝少し早めにおきしたくしたつもりだったが
結局出たのは7時半頃。
現在標高約1600メートル
ここからずっと上りが続く
目標はチュグルという町付近。標高2800
50~60キロ走れればいいかなくらいに思っていた。
野営地を後に10キロほど行くとサンタクルスのまちについた。
ここでペプシ3リットルと水4.5リットルを購入。
店のおばさんと世間話をして出発。
町を出ると未舗装道路はさらに、と言うか、
川底?と思うくらいのボコボコ道。
あらあらしいごつごつした石が無数に顔を出し自転車を前に進める
ごとに激しい振動と衝撃が尻や腕に伝わる。
最初は町の傍の区間だけと思っていたが。
それは勝手な思い込みであることは昼までの走行で
はっきりした。
たぶんここからずっとこんな道?だろう!
そう思ったら萎えてくるくらいひどい道。しかも登り。
腹が減っては士気も下がろう。
と言うことで昼飯を食うことに。
しかし、ここでトラブルが、
時々調子の悪かった携帯コンロが完全につかなくなってしまった。
いろいろやってみたがダメ。
イライラがつのる。
仕方が無いので缶詰とお菓子で腹を満たし先を急ぐことに。
自転車旅行において、坂がきついからとかと言う理由で自転車を降り手で押して進む行為は
僕の中でタブーであった。どんなに厳しい坂でもまたがってこいでいたし、何よりも70キロもある
自転車を手で押す行為のほうが疲れる。断然漕いだほうが楽だ。
しかし、今回は違った。あんなにでこぼこな路面を舗装道路でも漕ぐと息が切れそうな傾斜の坂
を漕いで進むのは不可能。
それを悟った。そして手で押した。時速4キロとか。
極力漕いで、どうしょうもないとき降りて押す。そんな行為が続いた。
すれ違う村人に道を尋ねながら道幅3メートルくらいの川原のような道を行く。
しばらくすると道は開けた山の尾根に出た。ここで道が2手に分かれる
ここに通りかかった3人の若者に聞くと目指していたチュグルは左方向で降りてゆく
そして目的地カハマルカ方面は右手で登ってゆく道。
どうやら地図に無い道のよう。
しかしこちらのほうが近いと言われたので上る道へ。
急な傾斜を自転車を押して進む。降りて押しても川底道の衝撃で自転車が跳ねまくり荷物が揺れる。
キャリアが折れるのを心配しながら進んだ。
日も暮れかけてきたがず~っと民家が続き、道路わきも崖のような常態か、牧草地。
適当なキャンプ場所が無い。
どこへ行ってもこんな地図にも載ってない山の中なのに人が住んでいて村人が歩いている。
それがさらに苦しめる。
早く休みたい。キャンプさせてくれー
そう思ってヘロヘロになりながら途中からなぜか、2800前後まであがったにもかかわらず下りになって
下がってゆく道を走っていた。下りも全くうれしくなく、ブレーキを常にかけていないといけないので手は
痺れ、ごつごつの道の衝撃で尻は痛く。とにかく疲れていた。
そんなとき道端で座っていた家族が話しかけてきた。
旅の話をしているとどこで寝てるんだと言う話になり
キャンプしてるけどここらは民家があって出来ないよというと
後、20分も走れば町があってそこにホテルもあるとのこと。
何!!!
本当か?と何度も聞き返す僕。
確かにあると言う。
最後の力を振り絞って
たどり着いた町?村?
トンゴン。
地図に全く載っていないこの集落に
ホスペダヘ(簡易宿泊施設)兼レストランは確かにあった。
が、本当に驚いたのはこんな山奥のアクセス路が超ダートな場所
にこんな町があって人が住んでいることだった。
今日の走行61.32キロ。
お疲れでした。
写真等撮る気力が全く無くそれどころじゃなかったです。勘弁を。
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