藏族,欢迎你。

いつも通り朝7時に出発するように荷物を
階下に運び出す。
レセプションは閉まっていて、宿の人が居ない様。
鍵を返したいのに困ったな。と準備を進める。
準備し終わっても未だ起きてくる気配がない。
あっちを覗いたりこっちを覗いたりしていても出てこない。
仕方が無いので入り口の扉の取っ手に鍵を引っ掛けて
出ようとしていると、主人らしき男性が眠気眼をこすりながら
現れて、鍵をドアの取っ手から外しとっていた。
振り返ってお礼を言って出発。
町の外れの商店で水を6L買う。
そして走り出す。
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町の出口が坂になっていてその上に展望台があった
雄大な山々を背景に景色がきれいだ
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しばらく走るとお寺が
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門がなかなか厳めしい
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もう一枚。
お寺を過ぎると下り坂になっていて
再び前方に雪山が
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近くの岩の上で仙人のようなおじいさんが何やら手に
持って天に掲げながら何かを唱えていたが、写真を撮るのは
失礼かと思って撮らなかった。
その後、道はゆっくりと登り始める
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天気はだんだんと青空が見え始める
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時々現れるチベット寺院。絵になる。
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気持ちのいい空のもと
徐々に標高は上がって行き最高4000ちょいまで登って
緩やかに下る
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90キロ強走ってG317とS217の分岐点まで
やって来た。ここで進むルートはS217方面
G317を行くとチベット自治区方面に行ってしまうので
行けない、(知ってる人も居ると思うが、チベット自治区を
旅するには特別な許可が必要なのだ。個人旅行で取るのは
難しいらしい。)のでS217を走って目指すは青海省
の玉树市(Yu shu)。この分岐の小さな町、
马尼干戈(Ma ni gan ge)に宿があったら
泊まろうと思って町に入って行った。
本当に小さい町だったけれど4〜5軒くらいざっと見た
だけでも宿屋があった。
そのうちの一軒に入って行こうとしたら
なかから若い恰幅の良いチベット人男性が丁度出て来た
こちらが話しかける前に僕の出で立ちを見てすぐに察して
「住宿吗?」(宿泊かい?)
と声を掛けて来てくれた
そうですというとすぐに
まあ、どうぞ中に入んなさいと案内してくれて
自分の片言の中国語に
外国人?どこから?
と言う彼、
日本人です、日本から
と言うと、すっごい喜んでくれて
部屋を案内される、数カ所部屋を見せてくれて
どれにする?と言われ4畳くらいの1人部屋を選んだ
テレビもネットも付いて60元と手頃な値段。
部屋が決まると、荷物を運ぶのを手伝ってくれて
色々親切にスマートフォンの翻訳アプリで日本語変換
して教えてくれる。
明日はどこへ?と言われ、玉树(Yushu)方面へ行くん
だというと玉树(Yushu)まで340〜400キロくらい有るよ
と教えてくれた。
だから4天(4日)くらいかかる。と僕。
そんなやり取りのあと最後に
藏族(チベット族は)
欢迎你(君を歓迎するよ)
とスマホを介して言われた。なんかとてつもなく嬉しかった。
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その後町へ夕飯に
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一番外れにあった飯屋に入って
回鍋肉炒飯を頼んだ
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おやじが一人で切り盛りする店。
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味はちょっと塩辛すぎたが、まあ、旨かった。
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帰りにパン屋(チベット的な)さんで
揚げパンを買うときも店主がニコニコと対応。
漢民族の店ではあり得ない。と、こちらもニコニコしてくる。
チベット圏、旅がし易そうな感じがして来たゾ。
2017年6月10日、走行、93.53km。

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