パンが不味い時

朝6時に起きた
外は雨。
出たくないが出るしかない。
本当に高原地帯はこの時期雨が多いようだ。
出る頃には止まないか?と期待しつつ準備
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このコンロがめちゃ暖かかった。
結局、8時頃出たが雨は止まず
雨具フル装備で出発。
町を出るとすぐに登りが始まって
1本目の峠。
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4300mを制し。
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走る、雨がちなのは変わらない。
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途中、仏教の町みたいな小さい町を強制的に通るルートで
このお寺の前で立っていた中年のお坊さんに何語か分からないが
手を挙げて声を掛けられたので
「ハロー」と言っておいた。
そして、本日2本目の峠越え
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4700mと書いてあるがおそらく盛ってあるようだ
実際は4550〜4600mくらい
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この峠付近でキャンプでもしようと思ったが、
登る側にはずっと民家が、峠付近には
雨が降っているにも拘らず、タクシーが一台。
外には坊さんとその他大勢が何かしている。
そして下る側は、登る側とは全く違ってかなりの
断崖絶壁の道を下って行く。
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仕方が無いので国道まであと20キロ弱なので
そこまで出れば小さい町が有るそこで
宿を取る事に。
一気に下って歇武镇(xie wu zhen)の町へ
町に着く頃に雨が上がった。
宿はそんなに多くなかった
最初に入った宿、多角経営で何かしら農機具やら工具やら
なんやら、テントまで売っているみせだった。
入って行くと店主らしき男性が、荷物満載の自転車を
見てすべてを察して、こちらが宿の看板を指して
「宾館」と言っただけだけど、自転車を脇に止めろ
指示して他の店の人に部屋に案内させてくれた。
部屋を見てツインルームでそれほど汚い訳でもない
風呂無し、トイレ共同だが水洗。
値段70との事(女性が言う)
それで、泊めてもらう事にして
階下で身分証を提示して店主にお金を払おうとすると
60という。
何はともあれ、安くなったのでありがたい。
町へ夕飯に出かける
入った食堂で適当に注文。
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何か忘れたが、旨かった。
帰りにパン屋に寄った。
店先に置いてあったパンを指差して買う。
店主がものすごく無愛想。
これが中国!とでも言わんばかりの無愛想さ
つっけんどんさに帰り際少し吹き出しつつ
別の商店でビールを買う。
発音が下手でビールが伝わらなかったが、
ここの店主夫妻はとても感じがよく、
どれが欲しいのか中に入って選びなさいと
招き入れてくれた。
これは中国じゃない!と思いながら。
個人的にはこっちのが大好きなんだけどな。
500mlの瓶ビール2本で6元と安かった。
部屋に戻ってさっき買ったパンをちょっと食べてみた
が、激マズい。
どう作ったらこんな味になるのか不思議で仕方が無い
誰が買って行って商売が成り立つのか不思議で仕方が無い。
大きいパン5元
小さいパン1元
だったが、全部同じ色、形、味。
他に店に有ったパンも同様だった。
貧乏だろうな。
と思った。失礼だけど。
2017年6月13日、走行、95.6km。

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