朝、7時半頃宿を出た。
街中の食堂で朝ご飯を食べ
ガソリンスタンドで紙を買って
さあ、出発。今日は峠のてっぺんまで
50キロずっと登りの予定。
食堂で朝ご飯を食べていたら4、5人
自転車で峠の方向に向かって行った自転車乗りを
見かけた。
出発して登り口の辺りで若いキルギス人の青年
が空身の自転車で後から追い抜いて行く
少し話すと、峠まで行って戻ってくると言う話。
空身とはいえなんて酔狂なと思った。
昼ご飯を食べたポイントまでじわじわとした
登りが続いた。が、川沿いに走って来た道は
その後左手に曲がって勾配がどんどんキツくなって
幾重にも重なるつづら折りへ。
何回つづら折りを曲がっただろうか?
現れた売店でジュースを買って休憩。
この売店からさらに、道は上に向かってキツそうな傾斜
で登って行っている。
疲れが溜ってる僕たちにため息をつかせる坂道。
意を決して自転車を漕ぎ始める。
徐々に絶景が眼下に
なんとか6時頃には峠のてっぺんに着いた
本当の峠はさらに上にあるのだが、そちらは古い道で
ここにある全長3キロ程のトンネルが実際の峠になっている。
トンネル手前で警察の詰め所があった。
ここで止められ、自転車ではトンネルを渡れないと
言われた。が、しかし、先に出た自転車乗りの友達
もここを走って通っている。し、向こう側から自転車に
乗った人が出て来たりしてるのに。。。。
とにかく自転車で通るなと警官が言い張るので
どうしたらいい?と聞くと
車に乗せてもらって向こう側に行けとの事。
仕方が無いのでけんじさんが適当に見つけた
トラックの運転手に載せてくれるように交渉してくれて
無事にオッケーをもらって、荷台に載せる
けんじさんのチャリはそうではないが、
自分のチャリが大人3人がかりでやっと持ち上げる
事が出来るか?と言う程の重さで苦労した。
なんとか向こう側に渡って
下り始める。が風が冷たく寒い。
下る途中に出て来た宿屋の看板。
こんな場所に宿?と不思議に思ったけれど
寒いので行ってみる事に。
1km弱脇道に沿って行くと確かにあった。
どうやらスキー場の宿の様。オフシーズンも
宿屋は開けているみたいで助かった。
僕らは寝るだけなので一番安い部屋を選んだ
が、中には電気ストーブがあってとても温かく
登る途中の売店で買ったビールで晩酌をしながら
パスタを作って夕飯にした。
2017年8月19日、走行56.39km。
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