翌日、6時起床して撤収していたところ
前輪のパンクを発見。
早く走り出そうとしたが
結局修理していたら7時半過ぎになってしまった。
西を目指す。特にどこという訳ではないが
漠然とシチリアに行きたいと思って西へ駒を進めていた。
道はターラントの町を過ぎて海岸線沿いに
SS106号線が海岸線沿いに南西に走っている
がこの道は自転車は走っちゃ駄目の様で
この幹線道路沿いにローカルな道が縫うように
纏わり付くように走っていたのでそれを走る
が、時々、北や南へ回り道を強いられる
回り道に北上したら
古代の水道橋の跡が
なんともイタリアらしい
桜の季節ですか?
日本は未だ寒いだろうなあ。
結局この日は100km弱走って
現れた橋の下でキャンプする事に
天気が悪くなって雨が降って来ていた
橋の下なので雨はしのげる。
野宿場所に困ると言われてたイタリアだけど
南は結構無人地帯があったりポイントは
多いみたい。
翌日、6時起床7時前に出発、
10キロ程走って
道が無くなる。というか、道はあるのだが
車社会的構造になっていて、
自転車が走っちゃ駄目な高速を走らないと先に
行けない状態(ローカルロードが無くなる)に
もう、腹が立ったのでちょっと戻って
内陸部の山岳地帯を目指して走る事に。
ルートは次第に山深くなって行った。
途中、ガススタで行動食とワインを買って
キャンプに備えて水をもらう。
完全にローカルな道に入って
ひたすら登ったり下ったり
交通量は皆無。車を本当に見なかった。
こういうルート大好き!!
路肩は無いけど、気にしないで自分のペースで走って
休憩出来たりする。
ひたすら登って
山の稜線を行くルート
景色も絶景、しかも車はほとんど走らない
夕方になって、標高800m程まで登った。
いい加減、時間も夕方4時頃、距離は80キロそこそこ
しか来てなかったけれど、走行時間はもうすぐ8時間
になろうとしていた。ので、キャンプ場所を探してたが
山道+民家が点在して出来そうにない。
走ってると、こんな山の中に張り付くように
町というか村?が現れる。
先に進む道はこの町の中をつづら折りに
登ってさらに上に。
正直ヘロヘロだったけれどキャンプ地を探して
ひたすら激坂を、本当に街中は激坂だった。
を登って町の外に出ようとしていたら、
声を掛けてくる青年が、
英語を話せるか?と言って来たので
分かるよと言うと
この先、峠道で、頂上で雪が降ってる、
しばらく町も村も無いし、自転車でこの時間から
先に進むにはとても危険だよ。
と言って来た。
あ〜。でも、それ承知で走ってるし
高々、標高1000〜1300mだし、
気温も、トルコで12月初めに−10℃以下で
キャンプしてるし。ここで下がっても−3℃が
せいぜいでしょ。と思って。
装備品持ってるから大丈夫だよと言った。
っていうか、それよりも疲れてヘロヘロだから
キャンプ出来る場所早く見つけたいんですけど〜。
すると、彼は、頂上でキャンプするの?はははは
と笑って、Good!
Good luck!
と言って送ってくれた。
その後つづら折りを登る事30分くらいだろうか?
標高も900mを越えた頃に
一台の車とすれ違う。
運転手が話しかけてくる
イタリア語で。
どうやら、俺を心配して、さっきの彼のように
この先どうするんだ?みたいな感じで心配してくれて
居る様。だが、イタリア語がネイティヴで話されては
さっぱり。
何となく言いたい事は分かるが、散々上り坂を
登らされていい加減疲れてて、すぐにでも良い場所が
あったらキャンプして休みたい!
親切なおっちゃんありがとう!
っていうか、本当にイタリア人、いい人が多い。
お別れを言って走り出してすぐに現れた
キャンプ出来そうな場所でキャンプする事に。
明日はどんな出会いがあるだろう?
2018年2月10日、走行98.8km。
2018年2月11日、走行86.85km。
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