パタゴニアの風②

フエゴ島走行4日目。
この日が一番風が強かった。
フエゴ島はチリとアルゼンチンが分割して
統治しているので4日目に国境線を跨いで
チリ側へ入ったが、道を北上していると
西からの横風で何度も飛ばされ道路からはみ出る始末
2回ぐらい本気で飛ばされて落差60cmくらいある
道路脇の空き地に落ちた。
平坦な道にも拘らず、時速6kmでしか進めない。
8時間45分走って(実際にペダルを漕いでいた時間)
77kmしか進めず。絶望する。笑
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夕方頃着いた国境のイミグレーション
ここが最強の風。
本当に進まない道は西進し始め、真向かい風の
超強風。
12kmが永遠の様に感じた。笑
12km程走ってチリ側へ。
チリへ入国する際は、荷物チェックが厳しい。
コレは食べ物に対しての寄生虫等の入国阻止の
為のシステムのようで、生肉や果物、野菜は
全て没収される。
それを7年前の旅でも知っていて覚えてたが
町の希薄なルートを自転車で一日70〜80km
程しか進めずキャンプしてるサイクリストにとって
食料品は非常に大切な補給栄養源だ。
なので、何とか緩ーく、見逃してくれないかなあ?
と思って、ミンチ肉とタマネギ、ニンニクを持ってた
けど、申告せずに居たら、全荷物検査。
の上、没収。泣。笑
缶詰やパスタなど加工された製品は没収対象外
なので、全く困ると言う訳ではないけれど。
夕食の楽しみを奪われ。がっくり。
この後、フエゴ島最後の町ポルベニルまでまだあと2日は
掛かりそうなので、国境にあった商店で、
市場の倍の値段が付けられたビスケットや缶詰
を渋々、数個購入。
国境を過ぎたすぐの工事中道路の死角でこの日は
キャンプした。
フエゴ島のメインとなるルート、アルゼンチン側は
全舗装だったけれどチリ側は未舗装道路で、現在
舗装化中だった。
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グアナコと呼ばれるパタゴニアに居るアルパカの
仲間の動物。
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ザ、パタゴニアっぽい木。
国境を越えて2日でポルベニルの町へ
途中、以前走らなかった峠を越えるルートを
行った。
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それほど高い峠ではないけれど、
夏しか走れないルートらしく。
それでも、車はほとんどというか
全く走っていない。
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風は相変わらず強いけど、5日目くらいで大分
慣れて来たのか?
景色は奇麗だった。
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ポルベニルの町からフェリーで対岸の
プンタアレーナスへ渡る。

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