翌朝、5時ごろに起きてコーヒーを淹れ、朝食を済ませ
6時過ぎには撤収してスタート。
なんと天気が悪く、昨晩は雨が降ったよう
山の上には薄っすらと雪が積もっている。
気温も寒い。
他にも昨日一緒に船で渡ったメンバーがキャンプしている
が、まだ誰も起きてない。
が、自分は荷物満載の自転車がお供にいるので
今日予約してあるチリ側の船が午後2時に出るので
それまでには船着場まで着いていないと行けない。
距離にして20km程だから近いんだけども、
アルゼンチン側は山道を重量級の自転車を押して
登らないと行けないらしいので早めに出た。
イミグレのある湖畔のキャンプ場を出るといきなり
上りの山道が始まった。
かなり勾配のある人が1〜2人並んで歩けるか歩けないかの
本当に登山道。
噂には聞いていたので、驚きはしなかった、
気合いを入れて相棒を押しながら登る。
写真では分かりずらいけど、こんな細い
本当に山登りに行くと遭遇するよくある山道。
登るのは200mくらいだけれど、本当にシンドかった。
こんな道。
時々小川が流れていて渡河もしないといけない。
道はグチョグチョ、ドロドロ。
キャンプ場を見下ろす。
途中、マジか??と思うような傾斜や細さ
ガレガレの道をゼーハーゼーハー言いながら
休み休み、手で押す。
最近、体を鍛えてて腕立てふせをやっていたおかげ
か?意外に手押しで全部上り切ることが出来た。
5〜6km歩いて、
ひらけた場所に出た。
どうやらここが国境線のよう。
ここからチリ側は車が走れるくらいの未舗装道路になっていて
ほとんど下り道でホッとした。
下り切る少し手前でチリ側のイミグレがあって
入国手続き。
野菜、果物や肉の持ち込みに厳しいチリ側の入国
だが、完全に自己申告で、全手荷物検査無く
終わって簡単だった。
船着場まで下り切って、11時過ぎ。
また2時間以上前に着いたけれど、
遅れるよりはマシ。
出発まで待った。
時間になってもまたっく船が来ないなと思って
待ってたけれど、なんとその船はずーっと目の前に
止まってたボートだった。
出発時間になる頃にはお客が集まり出し、
総勢20名くらいで満席。
自分は予約してきたので乗れたが、予約なしで
来た旅行者は乗れずに夕方の便に乗れと言われてた。
自転車が自分を入れて4人。他はバックパックで旅をしてる
人たちだった。
が、このボートがスピードボートで荒波を揺れまくり
ながら突破するようなボートでビビった。
後ろに乗せた自転車が心配になる程、揺れまくって
ちょっとした遊園地のアトラクションさながらだった。
が、スピードの甲斐あって、夕方にはアウストラル街道の
南側の終点であるオヒギンス村に着くことが出来た。
街に入ってキャンプ場を見つけて値段を聞いたら
1人1000円程でシャワー、トイレ、キッチン、
wi-fi付きとのこと。
早速1泊お願いして、テントを張って
買い出しへ。
明日からアウストラル街道の旅が始まる。
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