宿をゆっくり目の8時頃出た。
洗濯物がほとんど乾いていなくて仕方なく
ビニール袋に入れてしまい込んだ。
部屋にエアコンがあったけれど、吹き出し口が
高すぎて風の通り道に洗濯物が置けなかったのが
まずかった。
ま、今日も100キロ先の乐山で宿を取る予定だから
そこで乾かすなり、洗濯し直すなりすればいいか。
沐川县の町を抜ける。ここは森の中に有るような町で
至るとこ木が茂っていた。しばらくG213号を行くと木々も
姿をひそめ、大きな河にぶちあたる。
岷江と呼ばれる川沿いに乐山まで登って行くルート。
途中まで、路肩が全く無い道を大きなトラックがビュンビュン
走って行くので気を使ったが、途中から路肩の広い道に変わって
快調に走った。
途中、昼頃、河と道路のあいだの埋め立て地のような場所で
昼食を(ラーメン)を作って食べた。
乐山は乐山大佛と呼ばれるデカい大仏が河の岸壁に掘られてあって
結構な観光地のようで、大仏のあるすぐ裏の道には観光客用の土産物
屋、宿、駐車場がずらりと並んで客引き合戦を繰り広げていた。
自分が調べておいて泊まる予定の宿はこの近くではなかったので
近ければ歩いて観光にでも来ようかと思ったけれど、それほど
大仏に興味も無いので行かなかった。
そんな通りを過ぎて再びこの河を橋を渡って向こう側の町へ
調べておいた宿に無事到着、覚えた中国語で
泊まりたい旨を話す、何か帰って来たが理解出来ずに居ると
別のスタッフを呼ばってくれた。若い女性が出て来て英語を話す。
これは話が早い。すんなりスムーズにチェックイン出来た。
旅の事を聞かれ、1月から上海から旅をしてると言ったら
驚いていた。
洗濯、シャワーを済ませ、夕飯へ。
なかなか良さげな飯屋に出会わず2〜3キロ歩く
歩いてると偶然ウォルマートを発見しテンションが上がる
結局、夕飯はウォルマートの中華惣菜を買って
部屋に帰って食べた。
2017年5月25日、走行、96.1km。
翌日、朝、身支度をしていると、昨日ウォルマートで
興味本位で買ったピータンを食べ忘れているのを発見。
写真を取り忘れたが、鶏の卵のピータンだった。
からを割って剥くと、白身は半透明の黒っぽいゼリー状。
匂いが完全におしっこ(アンモニア臭)だった。
かじってみても、おしっこを飲んだ経験が無いので
何とも言えないが、アンモニア。臭い。
ただ黄身は普通にうまい。
なぜこれが食品として売られているのか?
うまいピータンは違うのか?定かではないが
理解に苦しんだ。
さて、今日は、150キロ先の成都まで行けたら行きたい。
もう、平地に降りて来ているので、150くらい走れるだろう
と思っていた。成都まで道は色々あるが、乐山から自転車の
走れる道はS305で夹江からS103で北上するルートが
一番ベスト、途中、眉山市が80キロ程のところに有るが
ま、150走れるだろうと判断で、走っていた。
50キロほど、工程3分の1走った頃に10時の休憩を
道端でしていた。途中で買ったビスケットを食べながら
15分。休憩も終わって走り出そうかと思っていたときに
地元民のおばあさんが俺の方に向かって何か言っている。
と、すぐそこへ1台の自転車が。
見るとどうも自転車乗り。
振り返って、こっちへやってくる。
Where are you from?
と彼が言う
From Japan.
そう答えると、
日本語が帰って来た、
初めてだ、もう、7年やってて日本人の自転車乗り
にあうのは初めてだと
彼。装備品はどう見ても日本人ぽくない。
日本人ですか?と思わず聞いてしまった。
7年旅をしているという彼、最初は歩き旅だったけれど
友達が今乗っている自転車をくれたから自転車旅に切り替わった
というなかなかの強者で中国語もチベット語もいけるという。
何と、年を聞いたら同世代!
嬉しくなって結構長い間立ち話してしまった。
お互い連絡先を交換して、今後のルートも似ているので
どこかで会うかもと言ってその場は別れた。
その後、昼まで走って、昼食を道端でとり、
眉山市に入って通り過ぎた。
100km程で彭山に着いたが、あと50。
これからが大変。40、30、20
と成都市区に近づくにつれ、交通量、側道のバイク量
などが増えて走りづらくなる。
さらに市区に入って初めのころは道路がスクランブル高架
になっている箇所が何カ所もあり、直進する為に登らされ、
ヘロヘロになって中心部に着く。その頃メーターを見ると
160を越えていた。が、調べておいたホステルはまだ
先。久しぶりに気張って170キロ走ってやっと見つけた
ホステル、予約無しで来たので不安だった。が、
その不安が当たって、今日だけ部屋は空いてるが明日は
空いてないとの事で、4連泊位したかったのに、明日は
宿を変える事に。
いや〜走った走った。ビールがうまい!
2017年5月26日、走行、170.39km。
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