26日
いつものように7時に出発する。
ところで中国では国の中で時差が無い。
あれだけ大きな国土なのに時差が無いというのは
少々強引というか、中国らしいというか。
故に、北京時間を新疆でも採用すると
朝7時頃明るくなって、午後10時にくらくなる
という変な状況が起きる。
すぐ隣のカザフスタンは2時間遅れのUTC+6なので
朝5時に明るくなって、夜8時に暗くなるので
こちらがまともと言えばまともでもっともである。
さて、そんな中国もあと残すところ数日。
コルガスまで(国境の町まで)300キロ
となった
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薄暗いうちから走るので午前中には
80キロをゆうに走って
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135キロ走って疲れたので高速沿いに現れた林に
入って日没までやり過ごす。
日没後に、キャンプ。
27日。
今まで標高も300〜400mだったけれど
今日は中国最後になる峠が待っている
標高およそ2200mまで登る。
登るといっても緩やかな登り広大な世界を
延々と登って行く
坂の手前のサービスエリアで補給をする。
ところで中国の高速道路のサービスエリア。
本当にショボい。やっぱり社会主義国上がりの
資本主義といった感じで、やる気が見られない。
商売っけが無い=サービスが充実していない=品揃え
も悪い=ショボい。
それに比べて日本のそれは凄まじいほど充実している。
大手民間企業の進出によってサービスエリア自体が
ドライブや小旅行の目的地になるほどの充実ぶり
いくら中国経済が成長を続けていたとしても
それは国土や人口がデカいからと言う理由だけ
だと思う。生え抜きの、あるいは資本主義社会で
お客に満足を売る分野で叩き上げて来た日本の経済、
事にその内容や質においては中国よりも何十年も先を
走っていると思った。
さて、補給を済ませるとすぐに登りが始まった
遠大な坂の先が遥か彼方前方の上の方に見える
幸い傾斜も緩やか、向かい風も無いので
順調に登って行く。
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昼を跨いで何度も休憩しながら50数キロ
標高1700弱まで登って来た
疲れたので今日は早々にキャンプする事にした
ここら辺は民家も無いし、標高も登ったので
日陰になれば涼しい。
幸い曇って来ていたのでテントを張っても
十分過ごせるので3時頃キャンプ決行!
久しぶりに涼しい夜が過ごせた。
翌28日、中国走行最終日。になった日
残り500m程ダラダラと登って
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賽里木湖という大きい湖に出た
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結構大きく、とても奇麗だ
湖の手前にサービスエリアがあったので
補給しようと入ったが、サービスが無い
やっていない。ガソリンスタンドにも売店無し
本当に何とも中国らしい。
残り水が1.5ℓを切ってしまったけれど
今日はあと40キロも走れば町に出る
のでなんとか行けるだろう
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とても奇麗な湖面に遠くの方の山脈が映える
湖に出てからはほとんど平坦な道を行く
最後にトンネルが現れて一気にダウンヒル
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途中に現れた大きな橋
下りきったら800m前後
最初のサービスエリアの売店で補給休憩して
一気に国境の町コルガスまで走った
町に入って中国最後となる宿を取った
298元およそ5000円もしたけれど
残った中国元消化の意味もあり、走行お疲れ様
の意味も込めて5日振りに宿どまりである。
近くの食堂で最後の晩餐
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拌麺で〆た中国だった。
いや〜やっとおさらば中国。
走りきってやったぜ中国!
もう二度とチャリでは走らないぜ中国!笑
2017年7月26日、走行135.76km。
2017年7月27日、走行 58.32km。
2017年7月28日、走行128.32km。
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